2024/04/11（木）UP
（最終更新：2024/04/23 11:36）

篠塚辰樹が、過激なベアナックル戦に挑戦する

　4月29日（月・祝）東京・有明アリーナで開催される『RIZIN.46』の追加対戦カード発表記者会見が、11日、都内にて行われ、登壇したRIZINの榊原信行CEOは元Krushフェザー級王者の篠塚辰樹（MASTER BRIDGE / 剛毅會）の緊急参戦を発表した。篠塚は“素手で殴り合う”ベアナックルルールの試合（2分5ラウンド/60kg契約）をするという。
　榊原CEOは、ベアナックルの試合について「どんどん顔が腫れていくので、引いてしまうくらいエグい」と語り、日本のファンの反応が気になるくらいの過激な試合を行う。

【フォト＆動画】篠塚が挑む素手ボクシング、血まみれ、一撃で倒れる場面

　会見で榊原CEOは、YA-MANのケガの影響で鈴木博昭vsYA-MANが中止になったことを受けて、篠塚辰樹の名前が浮上したことを明かした。

昨年末のRIZIN大晦日大会で冨澤大智（右）を下した篠塚

　当初、篠塚は4月27日にBKFCが主催するアメリカのベアナックル大会で試合をする予定だったという。BKFCは、ベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ（Bare Knuckle Fighting Championship）の略称で、アメリカの団体。素手にバンデージを巻いてパンチのみで戦う、過激なルールを採用している。

　ベアナックル・ボクシングは英国を中心にボクシングの原型とも言われる格闘技で、最近だとアメリカで2018年に合法化され、「今年はすでに7大会行われたようです」と榊原CEOは補足した。榊原CEOは今年2月にアメリカで篠塚らと大会を視察したといい、この時に篠塚が「出てみたい」と興味を示し、同大会でのデビューが進んでいたようだ。

ベアナックルの試合で出血する選手（『Bare Knuckle Fighting Championship』）

　ところが、鈴木vsYA-MAN中止を受けてBKFCサイドと話し合いをした結果、篠塚のベアナックルデビュー戦をRIZINで行うことに決まったという。相手は未定だが、BKFC提供試合となるため、レフェリーなどはBKFCから派遣されることとなった。

　会見には篠塚が登壇し、「今回、俺が日本にベアナックルを持ってきたんで、みんな見てください。めちゃくちゃヤバイと思うので。絶対に俺が勝って、チャンピオンがジョン・ドッドソンなので勝ってしばこうかなと思っています」と意気込みを語った。

　ドッドソンはRIZINで所英男や竿本樹生を破っているが、昨年8月のBKFCフライ級王座決定戦ではジョシュア・リッジから勝利を収めている。篠塚と対戦することになれば、話題になることは間違いない。

　篠塚はボクシング経験者ということもあり、パンチの攻防には自信があるようで、すでに素手で練習しているという。「ベアナックルは、プロの喧嘩。一発もらったらヤバイ」と明かし、素手とグローブの違いは「全然違う。素手だと、思い切り腕を振ったら拳が折れてしまう。空手に近い感じです」と取り入れている剛毅會空手が役に立ちそうだ。

　怖さについては「怖さよりも、ワクワクの方が大きい」と自信をうかがわせた篠塚。「今はベアナックルに集中しているけど、MMAもやります！自分は自由に何でも挑戦したい」と今後の展望も語った。

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