【RIZIN】鈴木千裕にKO負けの金原正徳「悔いはない、でも…」鈴木の強さも明かす
4月29日(祝・月)東京・有明アリーナで開催された格闘技イベント『RIZIN.46』のメインイベント[フェザー級タイトルマッチ]で、同級王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)で1R TKOで敗れた金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)が試合後インタビューに答えた。
金原は「もういいかな、悔いはない」としつつ「ちょっと長期休暇」「やりたくなったらやればいい」と引退を明言することはしなかった。
試合は序盤に金原のタックルを鈴木が切ると、その後は打撃の読み合いに。そしてラウンド終盤、鈴木がボディフックから右フック、ヒザと猛攻。金原が耐えられず倒れると、鈴木が怒涛のパウンド。するとリングサイドからバトンが投げられた。
金原は試合を振り返り「プレッシャーはかけたいなというのが、望んでいた展開。一応うまくは組めたが(タックルを)切られてしまって、そこで全て自分の歯車が狂ってしまって。後手になってしまった」と敗因を語る。
鈴木とのラッシュの応戦については「打ち合う覚悟は決めていた」としつつ「あそこで勝てないのは自分でもわかっていたが、それをさせられたというか、飲み込まれてしまった」と鈴木の勢いの凄さを話す。
最後止められた場面は「ガードの上から打たれて効いてしまって、もうグラグラしてしまって止められた」と語り、ガードの上から効かされるというのは「練習とかでもなかった」と改めて鈴木のパンチの威力を振り返る。
この先に関して聞かれると「もういいかなってなっちゃうけど。でも言うなって、所英男に言われたんで」と盟友・所に引退宣言を禁じられたと明かす。
続けて「ちょっと長期休暇というか、ケガも色々あって、1回ちょっと休みたい。やりたくなったらやればいいし」としばらく戦うつもりはないと言う。そして「でも本当にやれることはやって、このリングに上がれたのでもう悔いはない」とコメント。
最後に「でも…」と言葉を選びつつ「でも…やっぱりいつもと違ったのかな、わからない。何年やっても何十年やっても、勝ちたかったな」と複雑な心境もにじませた。
そして鈴木については「俺に勝ったんだから、(日本の格闘技界を)背負ってもらわないとね、困りますよ」と笑いながら期待を込めた。
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