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井岡一翔、マルティネスとの統一戦へ「もしかしたら最後に」陣営「年間最高試合になる」=7.7両国

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2024/07/05(金)UP

井岡(左から2番目)、マルティネス(右から3番目)が調印式を行った(C)AbemaTV,Inc.

 7月7日(日)東京・両国国技館にて開催される、[WBA・IBFスーパーフライ級王座統一戦]井岡一翔(志成/WBA世界スーパーフライ級王者)vsフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン/IBF世界スーパーフライ級王者)の調印式およびグローブチェックが、5日都内にて行われた。井岡は今回の試合に向けて「もしかしたら最後になるかもしれない」とし、井岡陣営は「おそらく年間最高試合になると思う」と並々ならぬ覚悟と自信を語った。

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 井岡とマルティネスは、互いのタイトルをかけた一戦に向けての調印式、そして試合当日に使用するグローブの確認を行った後、報道陣からの質問に答えた。

 井岡は試合直前のマルティネスを見て「今は自分自身にフォーカスしているので、対戦相手選手について特に思うことはない」としつつも、「自分自身に集中して明日の計量に臨みたいと思います」とコメント。

 マルティネスもまた「井岡選手の印象は私も特にありません。2人とも戦士だから、お互い自分に集中しています」と言い、「まずは明日の体重をパスすること。調子は今までになく最高です。仕上がりについては満足していて、チームに感謝しています」と好調をアピールした。3日に行われた公開練習に比べて、2キロほど落としたとされる顔つきの変化も感じられた。

 また、マルティネス陣営の元WBA世界スーパーライト級レギュラー王者マルコス・マイダナ氏は、井岡の印象について「井岡選手の持っているタイトルをもらうつもりです。明日はとてもいい試合になる予定です」と言うと対する井岡陣営のイスマエル・サラス氏も「おそらく年間最高試合になると思う。わたしはマルティネスのことをよく知っているが、井岡は13年間、世界チャンピオンで4階級制覇をしているすごいチャンピオンです。試合の日にそのすごさがわかると思います」との言葉を残した。

 なお、自身の今後のキャリアについて、井岡は「やりたくても続けられるかわからない職業」と話すと、「もしかしたら最後になるかもしれないし、やりたくてもやれないというのが人生だと思う。先のことも大事ですが、自分としては、この年齢になって、より一戦一戦大事な気持ちで戦っています」と、改めて試合に向けた熱意を見せた。

 現WBA世界スーパーフライ級王者の井岡は、昨年12月31日には12回目となる大晦日大会に出場し、同級6位ホスベル・ペレスを見事7回KOで下し、3年ぶりのKO防衛を果たした。2日後は、いよいよ現IBF世界スーパーフライ級王者マルティネスとのWBA・IBFスーパーフライ級王座統一戦に臨む。どのような試合展開となるのか、井岡の連続KO勝利となるかにも注目が集まりそうだ。

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