2024/07/06（土）UP
（最終更新：2024/07/07 00:10）

須藤元気が-70kg世界最強決定トーナメントの見どころを語った

　7月7日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『K-1 WORLD MAX 2024』の前日計量＆会見が、6日（土）都内にて行われた。会見にはK-1 WORLD MAXスペシャルアンバサダー・須藤元気と魔裟斗も同席、ブアカーオ・バンチャメーク（タイ/Banchamek Gym）らが出場する、今大会注目のK-1 WORLD MAX 2024 -70kg 世界最強決定トーナメントの見どころを語った。

　準々決勝からワンデーで行われる-70kg世界最強決定トーナメント。今年3月の一回戦を勝ち抜いた6人と、欠場となった現役K-1王者オウヤン・フェンに代わりGLORY世界ライト級2位のストーヤン・コプリヴレンスキー（ブルガリア）。そしてワイルドカードとされていたブアカーオらによって争われる。

　須藤は「僕らが戦ってきたK-1 MAXに出ていたブアカーオ選手が、2024年でどこまで戦えるのか。もし、ブアカーオ選手が優勝なんかしちゃったら僕ら一緒に現役復帰しようかなという話を勝手にしてました、冗談ですけど（笑）。そのブアカーオ選手と対戦するストーヤン選手は、世代交代して新たなK-1を作るという意味で、勝ち気な試合を見せていただきたいですし、ブアカーオ選手は逆に年齢はただの数字だよ、というところを見せていただきたい」と旧K-1 MAX時代に同じリングに上がっていたブアカーオにエールを送る。

ブアカーオ（中）優勝に期待を寄せた魔裟斗（右）と須藤元気（左）

　また、他の出場選手の試合も見たといい「それぞれ個性があって、強みがあると思います。このトーナメントというのは、格闘技の万華鏡だと思うんですよね。対戦相手だったりタイミングだったり、相手の前の試合での状況によって次のコンディションが変わってくるので、明日になってみないと誰が優勝するか分からない。これが、やはり何といってもK-1 WORLD MAXの醍醐味だと思っております」と期待を込めた。

　70kgは一発の魅力とスピードを兼ね備えている階級と言えるが、そのことについて須藤は「パワーとスピード、重量級と軽量級のいいとこどりですし、僕も70kgでやってきて思い入れもあります。70kgという階級は、これから可能性がたくさんあると思います。この大会がどういう展開になるかによって、これからのK-1 WORLD MAXも変わってくると思うので、注目していただければと思います」とファンに呼びかけた。

会見終了後には、須藤、魔裟斗、ブアカーオの3人で囲み取材に応じた

　優勝予想は「ブアカーオ選手とやりたい選手が多い中で、僕も同じリングに立っていた身としてブアカーオ選手に期待している部分は正直あります」とし、続けて「デング・シルバ選手はリーチもありますし、（1日）3試合ですから、いかにダメージを残さないで上に上がっていくかというのは、ものすごく大事なので、リーチを生かして距離を取って戦う選手が意外と有利になってくるのではないかと考えております」とブラジルの長身ファイター、シルバ（身長190cm）の名前も挙げる。

　そして「みんな気持ちを込めてぶつかってくると思うので、蓋を開けてみないと分からないチョコレートみたいなものなので、楽しみです」と締め括った。

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