那須川天心まであと数ミリ!それでも当たらず相手はKO負け「スピードが想定以上」と白旗
7月20日(土)東京・両国国技館で開催された[バンタム級10回戦]では、WBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)がWBA同級4位のジョナサン・ロドリゲス(アメリカ)に左で3R1分49秒KO勝利。
那須川はプロボクシングにおいて、倒すKOは今回が初となり「スタイルがやっと確立してきた」と満足げ、相手も「想定以上」と白旗を上げた。また天心は相手にほぼ当てさせず完全試合となった。
試合は那須川の動きやパンチスピードに、ロドリゲスが戸惑い手が出ない状態。那須川圧倒のまま試合が進むと、3R、左ストレートからのボディを効かせ、ロープに詰めると左ストレートでとどめを刺した。
那須川は会見で「皆さんお待たせしましたっていう感じですね。ずっと倒すところをみんなが見たかったと思うんで。それをするために毎日毎日やってきて。3戦目でちょっとしたTKOがあって。今回しっかりと倒し切るってことができて、とても自分の中で少しは成長できたところを見せることができた」とプロボクシング4戦目でようやく完全KO勝利に笑みを見せた。
今日はほとんど被弾しなかったことについては「すべてこう見えたというか。スタイルがやっと確立してきたというか、自分が思った動きができない時があったけど、自力でチームと一緒にこう登ってきたことが今回の一番の勝因だったと思う。ボクサーだけどボクサーっぽくない動きができた。自分が今回言ってた流れの中でその流れが来た時にしっかり狙うことができたんで。いい結果に繋がったと思う。相手が吹っ飛んでたんでパワーはついたと思う」と進化に満足げだ。
会見で言っていた宇宙人的な動きに関しては「ちゃんと見れば正統派ではないボクシングだと思う。頭を左右に振ったりとか。あとテレパシーで倒しました」と冗談で笑わせた。
対する世界4位のロドリゲスは、試合後の会見で何もできなかったことについて「スピードがあるとは聞いていたが想定以上だった。自分のタイミングがつかめなかった」と当てることができなかった理由を語っていた。
那須川の粟生トレーナーも「相手になにもさせなかった。キレが良く相手に攻撃するすきを与えなかったのがすごくよかった。合格点だと思います。90点ですね」と言うと那須川は「よっしゃ」とガッツポーズをとった。
那須川は次は地域王座かそして世界王座へと焦らず登りたいと言うが、今回世界4位を何もさせずKOしたことからランキングも上がるだろう。次の相手は果たして誰になるのか。
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