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カシメロと負傷ドローの小國以載、伊藤代表「再戦のチャンスある」カシメロの契約も=10.13横浜

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2024/09/10(火)UP

昨年10月、小國はカシメロ(下)と負傷ドローとなった

 10月13日(日)神奈川・横浜武道館で開催されるプロボクシング『TREASURE BOXING PROMOTION 7』の記者会見が、9日都内にて行われた。同大会では[スーパーバンタム級8回戦]で、元IBF世界同級王者・小國以載(36=角海老宝石)が、フィリップス・ンギーチュンバ(28=ナミビア)と対決する。
 小國は昨年10月にカシメロと戦い、4Rまで拮抗するも負傷ドロー。ンギーチュンバは昨年5月にカシメロと激闘の末3-0判定負け、しかしンギーチュンバ勝利の声も高かった。
 カシメロと因縁のある2人の激突だが、イーファイトの取材に伊藤雅雪代表は「両者、カシメロと再戦のチャンスがある」と語った。

【フォト&動画】会見にリモートで参加したカシメロが井上尚弥を挑発、小國との試合の様子も

 小國は16年に世界王座獲得後、一時は現役引退を表明していたが、18年に復帰。2連勝の後、負傷ドローがカシメロ戦を入れ2度続いている。戦績は21勝(8KO)2敗3分。

小國がンギーチュンバ面の代役を殴る

 対するンギーチュンバは強靭なフィジカルを武器に、14勝(12KO)2敗と高いKO率を持つ、WBO世界同級10位。
 昨年5月に12連勝の後、カシメロと対決。ダウンを奪われるも食い下がり、カシメロを追い詰める場面を何度も作った。その後2連勝している。

 会見で小國は「パワーのある強い選手」と警戒しながら「代表に無理を言ってサウスポーを外してもらった」とオーソドックスのンギーチュンバにしてもらったと言う。それは「何が何でも勝ちたい」からだ。

 小國は和氣慎吾、岩佐亮介と2人のサウスポーに負けた以外は全て勝利、“サウスポー苦手”を公言する。
 しかしンギーチュンバは、攻め込む時にはサウスポーにも構えることがあるスイッチファイターだ。

 ンギーチュンバが、小國の苦手なサウスポーで来たら、との質問に小國は「僕もサウスポーになる」とまさかの自身もスイッチ宣言。
 続けて「サウスポー対決もありうる。めちゃくちゃお互い下手くそになるけど、やってやろうかな。自信ある」とンギーチュンバがサウスポー戦法で来たら、望む所だとした。

 前戦、カシメロと悔しいドローとなったが、リマッチは希望しないのかと聞くと「名のある選手だし、やれたらラッキー。自分からは言えない」と謙虚な答えだ。

伊藤代表はカシメロ小國2あるとする

 会見後、イーファイトが伊藤代表に「小國vsカシメロの再戦案は無かったか」と聞くと、伊藤代表は「ンギーチュンバもカシメロとやりたがっている。今回はカシメロとやった同士の戦い。カシメロも(井上尚弥戦など)次のランクを狙っているが、それを待つ段階で、彼らの勝ったほうがカシメロと戦うチャンスもある」と、今回勝ったほうがカシメロ再戦もありうるとした。

 カシメロはTBプロモーションで3試合の契約を結んでおり、今回が3試合目だが、伊藤代表は「このままもう一回、あと3試合契約やります」と、契約が続行される見込みだと言う。
 小國は強敵ンギーチュンバを破り、カシメロ2に持ち込めるか。

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