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井上尚弥にTKO負けのドヘニー、敗因は6R、井上の強烈ボディブローで破壊されていた

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2024/09/11(水)UP

井上の6R強烈ボディがドヘニーをギブアップさせた

 今月3日、プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体王座戦で、王者・井上尚弥に7回TKO負けした元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)が10日、インスタグラムを更新。
 ドヘニーはTKO負けの原因が、井上の「6Rの強烈なボディブロー」だと明かし「怪我が治ったらすぐに戻って、また戦う」と引退はせず再起を目指すと語った。

【フォト】ドヘニーが腰を痛めた6Rのボディブロー!ドヘニーは”く”の字

 試合では、井上が序盤からドヘニーのボディへパンチを集中。6Rには手数を上げ、右ボディでドヘニーは嫌がる顔を見せ、残り10秒にはあわやダウンの様相も見せる。ゴングが鳴ると、ドヘニーは腰のあたりを抑えていた。
 7Rが開始すると、井上のボディ連打でドヘニーは動きが止まり、腰を抑えギブアップ、井上のTKO勝利となった。

この6R終盤のラッシュを受け、TKOに繋がったと明かす

 ドヘニーはインスタグラムで、TKO負けについて「このような形で試合を終えるのは本当に悔しいし、私の性格にも合わない(キャリアがそれを証明している)」とキャリア初のKO負けを残念がった。

 戦闘不能となった原因として「右足では力を出せず、踏ん張ることが出来なかった。6Rの終わりにチャンピオンからの強烈なボディショットを受けた時に怪我をした。それでも7Rに挑むために立ち上がり、もう一度戦おうとしたが、体が言うことを聞いてくれなかった」と井上による6Rの強烈ボディが理由だったと明かした。

 しかし「誰もが私にチャンスを与えなかった中で、天才的な選手を相手に自分の輝く瞬間をいくつか見せることが出来た」と力を発揮出来たことには満足している。

 そして「これで終わりじゃない。これほど高いレベルのパフォーマンスが出来たので、怪我が治ったらすぐに戻って、また戦う」と再起に向け意気を見せた。

 試合のスコアカードは、3Rと4Rはドヘニーが取っており、井上が攻めあぐねるように見える場面もあった。

 インスタのコメントには「若いファイターには出来ない印象的なパフォーマンスだった」「君のおかげで井上が人間のように見えたよ!」「井上に考えさせ、推測させ、躊躇させた。彼はあなたの力にとても警戒していた。彼があんなにガードを高くしているのを見たことがない」と激励の声が並んだ。

 現在37歳のドヘニーだが、この井上戦を糧にして、まだまだ先へ進む気は満々のようだ。

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