ボクシングヘビー級王者ウシクが逮捕!後ろ手に手錠かけられ…拘束の理由は?ゼレンスキー大統領は激怒
9月18日(日本時間)プロボクシングWBA,WBC,WBO世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)が、ポーランドの空港で警察に拘束された。同行していた妻カテリーナさんが、ウシクが後ろ手に手錠をかけられ連行される様子を撮影、その動画がSNSで拡散している。
ウクライナの”英雄”の逮捕に、ゼレンスキー大統領は激怒。即座にポーランド政府を動かし、現在はウシクは解放されている。ESPNによると、空港関係者と激しい口論になったと言う。
ウシクは今年5月タイソン・フューリーに勝利し、クルーザー級に続きヘビー級4団体統一の偉業を達成。防衛が困難なためIBFの王座は返上したが、残り3団体の王座を懸け12月、フューリーとの再戦を行う。
現在トレーニングキャンプに入っているウシクだが、スペインのキャンプ地に向かう途中、事件は起きた。
ESPNの報道によると「航空会社の職員がウシクとトレーナーは渡航に適さないと判断したため、搭乗を拒否された」とのこと。
ウシクは戦争で荒廃したウクライナの首都キエフから車で557マイルを移動し、14時間近くもかけて移動したため疲れきっていたようだ。
しかしウシクは、飛行機に乗るのは大丈夫だと主張「言葉の壁と、ウシクが『何の障害もない!』と強く主張したため拘束された」と言う。
SNSに拡散されている映像では、乗り継ぎであろうポーランドのクラクフ空港にて、ウシクが少なくとも5人の警官に囲まれ、後ろ手に手錠をかけられ、廊下を連行されている様子が映っている。ウシクは警官らの言葉にうなずき、従順な様子だ。
このウシク逮捕の報に、ウクライナ大統領のゼレンスキーは激怒、SNSに「我が国の国民と擁護者に対するこの態度に憤慨した」と書き、外務大臣らに即座にポーランド側へアクセスを取らせ「拘束された彼と電話で話した」「私たちのチャンピオンは解放され、誰も彼を拘束していない」と解放を知らせた。
添付された写真には、解放されたウシクが、ポーランドのウクライナ総領事官と笑顔で写っている。
その後、ウシクはSNSで「誤解が生じたんです」と書き「すぐに解決しました。心配してくださった皆様に感謝します。ウクライナの外交官の皆さん、効率的なサポートに感謝します。そして、身長、体重、手足の長さ、服装に関係なく職務を遂行してくれたポーランド警察に敬意を表します」と丁寧に説明した。
ウシクはスペインのキャンプ地に向かっており、今週末21日(日本時間)には英国ロンドンで行われる[IBF世界ヘビー級王者ダニエル・デュボアvsアンソニー・ジョシュア]をリングサイドで観戦する予定だ。
▶次のページは【フォト・動画】手錠をはめられるウシク、連行の様子
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