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ダナ・ホワイトのビンタ大会にUFC解説者が批判!「キックボクシング大会を開催すべき」

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2024/10/09(水)UP

強烈なビンタが炸裂@powerslap

 10月9日、海外メディアのFIRST SPORTZ(ファースト・スポーツ)にて、UFCの解説者ジョー・ローガンがダナホワイトUFC代表が開催するビンタ大会の『POWER SLAP(パワー・スラップ)』を批判したと掲載。ローガンは脳に強いダメージを与える危険性を訴え、「UFCはパワー・スラップを辞めてキックボクシングの大会を開催すべきだと提案した」と報じた。

【フォト&動画】これは危険!ビンタ大会で豪快KOの瞬間 

 UFCのダナ・ホワイトCEOは2023年からビンタ大会のPOWER SLAP(パワー・スラップ)に力を注いでいる。しかしローガンはパワー・スラップに対して批判的な立場を取っており「グラップリングが無いキックボクシングにはアメリカのファンを魅了するような信じられない打撃の瞬間がある」とコメントした。

 ローガンは元キックボクサーであるイスラエル・アデサニヤ(元UFCミドル級王者)やアレックス・ペレイラ(元GLORY2階級制覇王者、現UFCライトヘビー級王者)を高く評価しており、最近のポッドキャストではアデサニヤと対談、アデサニヤは「UFCがキックボクシングのリーグを立ち上げ、ゼロからスーパースターを育てることが出来る」と述べた。ローガンはONEチャンピオンシップがタイ人キックボクサーと契約しているように、UFCも同様の戦略(キックボクサーとの契約)を取るべきだと提案した。

 Xでは多くの海外ファンからの書き込みがあり「UFCはビンタ大会への投資を辞めてキックボクシングの大会を作るべき」、「立ち技は打撃に重点が置かれていてより面白く見える」、「ほとんどのUFCファンはONEを見れば好きになる」という賛同の声が上がり、中には「ロッタン、ハガティーがUFCにプロモーションされるのを期待する」といった海外ファンの声もあった。

 ホワイトCEOがパワー・スラップ創設を思いついたのは、ネットで見たビンタ大会の動画がきっかけだった。 ホワイトCEOは、世界中からアスリートを集めてUFCのように階級を分けて、若者たちへイベントを大きく宣伝した。また日本のXでは、ほとんどが失神KO決着するパワー・スラップに対し「普通にMMAをするより危ない」や「絶対にやりたくない」という反応や「見てる分には結構面白い」と賛否両論の意見が出ている。

 パワースラップはなぜ危ないとされているのか。編集部が調べたところ、元WWEレスラーで神経科学者のクリス・ノウィンスキーが本人の公式Xで「パワー・スラップにより、脳損傷から元に戻れないかもしれない」と批判していることだ。記事ではローガンも「平手打ちで脳に強いダメージを与える」と述べ危険性を強調した。ホワイトCEOは批判に晒される度にパワー・スラップの成功を強く主張し、その裏付けに5月のポッドキャスト『THE pete and sebastian show』内にて「評価額は7億5000万ドル (1100億円)にも達する」と発表している。

 否定的な見方が多いなかでもパワー・スラップはこれからも開催されていくだろう。UFCがキックボクシングをプロモーションする日が来ることにも期待したい。

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