【Krush】1年7カ月ぶり復帰の朝久泰央が計量パス「呪い殺すつもりで絶対勝つ!」
10月25日(金)、東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.166』の前日計量が、24日都内にて開催され、Krushライト級(62.5kg)に出場する朝久泰央(朝久道場)が62.35kgで計量パスしてバキバキボディを披露。龍華(ザウルスプロモーション)は62.50kgで計量パスして、割れた腹筋を見せた。
朝久は、父・朝久篤館長のもとで、兄・裕貴と共に“朝久空手”の鍛錬を積み重ね、2021年7月にゴンナパー・ウィラサクレックから勝利して第5代K-1ライト級王座に就いた。その後、22年2月に与座優貴に敗れ、翌23年3月に与座とのリベンジマッチに臨むも判定負けを喫し王座から陥落。拳のケガで再起が長引き、今回は1年7か月ぶりの試合となる。
龍華は2019・20年とK-1甲子園連覇を達成。プロデビュー戦こそ敗れたが、その後は8連勝を飾る。22年2月に里見柚己に延長判定で敗れ、23年7月に篠原悠人と対戦して敗北するも、11月の岩﨑悠斗、24年6月に歩夢から勝利を収めている。
計量で2人は握手したものの、フェイスオフになると睨み合いが続き、関係者が引き離す展開に発展。その時の心境を龍華は「何も考えていなかった」と言うが、朝久は「相手の闘争心を感じながら殺気立ってきた。復活、戻ってきた」と振り返った。
会見になると落ち着いたのか朝久は、「減量、計量、リカバリー、これができることに幸せを感じています」と1年7カ月ぶりに味わう試合へのステップを噛みしめてる様子。そして「朝久泰央のすべてを見せるというか、対戦カード発表記者会見のコメントがピックアップされることが多いのですが、復帰を待ち焦がれた人たちには勝つことでしか恩返しができないと思っています」と決意を明かした。
それを聞いていた龍華は「簡単にKOできる相手ではない。それも踏まえてしっかりと勝って、倒したい」とコメント。
これまで長きに渡って復帰できなかった朝久に何が辛かったのか聞くと「試合を休んでいただけで、ずっと練習はしていたので研ぎ澄ましていました。でも正直、生きるのは辛かったです。死にたいとかではなく、自分が情けない自分を殺したいという日々を過ごしてきました。今回、会見もそうですけど、やっとここまで来たので、あとは明日自分の力で報われるしかない」とかなりの覚悟があるという。
辛かった部分については「館長である親父と格闘技一筋でやってきて、努力の見せ場がないというところがきつかった。勝ち負けについては手の骨が粉々になっていただけで勝てなかった自分が悪い。万全であれば世界一強いと思っているので、そこまできつくはなかったです。恩を返す場がなかったことがきつかった」と勝負の場に上がれない自分に対しての、もどかしさがあったのだという。
朝久が計量でバキバキボディに仕上げてきたことからも、明日の復帰戦への思いは伝わってきた。
ただ龍華からすれば、朝久の踏み台になるわけにはいかない。龍華は「相手は自分よりも試合をしているので厳しさも知っていると思いますけど、復帰戦だからって簡単に勝てると思うなよ。自分は食らいついてでも勝つので、あんまりなめんなよっていうのはあります」と返した。
どんな試合になるのか聞くと龍華は「自分の中では思い描いている展開になれば面白い試合になる」と言い、朝久は「彼の思うような展開になることは絶対にない。その展開になったとしても、呪い殺すつもりで俺が絶対に勝ちます」と反論した。
明日は朝久が完全復活をはたすのか、それとも龍華が浮上するのか楽しみな一戦になりそうだ!
▶次ページは、【フォト】朝久泰央の“バキバキボディ”!龍華の割れた腹筋
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