井上尚弥、KO直前のキムの”手招き”挑発は「ムッとした、絶対倒してやろうと思いました」

2025/01/24（金）UP
（最終更新：2025/01/25 00:29）

　1月24日（金）東京・有明アリーナにてプロボクシング［4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ］が行われ、4団体王者・井上尚弥（大橋）が4R、右ストレートで豪快なKO勝ち！対戦した日本人無敗のWBO同級11位キム・イェジョン（韓国）は立つことができず、井上が防衛、これで10連続KO勝利となった。
　キムが4R、大胆に井上に向かって手招きすると、井上の猛打が爆発！連打からの右ストレートでキムはダウンし立てず！豪快なKOとなった。この手招きが井上を燃えさせたのだろうか。

【フォト】キムの手招きから井上のKOの連続写真

　井上は試合後の会見で「良いボクシングができた」と言い、戦った印象は「うまさもあった、全てを知る前に終わってしまった」と語る。「手応えは最初の方にあった。どうフィニッシュにつなげるか考えていた」と余裕があったようだ。

　イーファイトの記者がキムが「カモン！」と手招きをした直後にKOしたことについて聞くと「ちょっとムッとしましたね」と言い、続けて「絶対倒してやろうと思いました。そんなことしなきゃいいのに」とその手招きもKOに繋がったと語った。

　キムは試合後の会見で手招きをしたことについて「手招きは作戦、井上選手が来たところにカウンターを打とうと思っていた」と作戦だったと言う。結果、井上の強烈な連打に対応できず、沈むことになった。

　しかしキムは、井上の対戦相手がキャンセルとなり、リザーバーとして受けたことについて「後悔している。半分冗談で半分本気だ」と言う。試合を受けてから10日間しかないのもきつかったと語った。

　そんな中で受けたキムも賞賛に値するだろう。試合前の会見ではリスペクトしながら全力で戦うと言った井上。勝負の世界のリスペクトを見事に表現してみせた。

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