”肩から隻腕”ムエタイ戦士が王座戴冠!ヒラリとパンチ避け強烈キック!過去には豪快KOも
2月18日(火)タイ・パタヤスタジアムで開催されたムエタイイベントにて、右肩から先を切断した戦士カルロス・マチャド(アルゼンチン)が、止めどない足技を駆使して相手を圧倒。判定勝利し、見事王座を戴冠した。
試合を見たファンからは「獣のようだ」とアグレッシブさに賞賛の声が上がる。
【フォト&動画】彼が次々繰り出す足技、バックヒジ!過去には顔面ヒザ蹴りで一撃KOも
マチャドは、2歳の時に右腕に悪性腫瘍があることを診断され、右腕を切断。マチャドは当時の決断を「腫瘍は肩のすぐ下、鎖骨の上にあり、脇の下から突き出ていたため、他に選択肢はなかった」と語っている。
手術により命は助かったものの、障害を持っている人が社会で直面する問題に悩んでいる14歳の頃、マチャドはキックボクシングと出会う。18年にはアルゼンチン代表として銅メダルを獲得。南米選手権などの競技でも評価を得た。KNOCK OUTで鈴木千裕と戦った南米7冠王マルコス・リオスと激闘したことも。
しかしマチャドによると、アルゼンチンではキックボクシングは賞金が少なく稼げない。そのためムエタイに転向、マチャドの目標はタイに渡り、競技で生計を立てることだと言う。今回はその一歩となる大事な試合だ。
18日の試合は、フランス人ファイター・ヤゼーンとのパトンスタジアムのインターナショナル王座決定戦。
試合ではマチャドは前蹴りやローキックで相手を近寄らせない。相手が距離を詰めパンチを出すと、ガードの出来ない右側からの攻撃は、上半身を大きく使った独特のスウェーで攻撃をかわす。直後にキックで反撃!
更にマチャドは回転ヒジやハイキックといった大技も駆使。アグレッシブに攻撃し続けたマチャドに軍配が上がり、見事王座を獲得した。
この試合のライブコメントでは「獣のような戦い方だ」「あなたはアルゼンチンの誇りだ」などの多くの賞賛のコメントが寄せられていた。
隻腕の格闘家としては、ジェイク・ピーコック知られる。ピーコックもまたアグレッシブに手数を出し、アジア最大の格闘技団体『ONE』にも参戦。本日21日には日本の鈴木信治と対決する。
マチャドもピーコックと同様に自身のアドバンテージを生かしたファイトスタイルを作り上げた。彼もまた世界に強さを証明できるか。
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