2025/04/05（土）UP
（最終更新：2025/04/24 01:12）

元世界王者・具志堅用高と対談した角田夏実

　女子柔道パリ五輪金メダリストの角田夏実（32）が自身のYouTubeを更新。ボクシング界のレジェンドである具志堅用高（69）との対談を行った。角田は具志堅に自身が抱えている悩みについて打ち明け、動画後半には角田がいつも行っているというストレッチを、柔道着姿で実演しながら伝授した。

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　具志堅は元WBA世界ライトフライ級王者で、世界タイトル防衛13回の日本人最多防衛記録を保持している。角田は「勝ち続けるってメンタル的にキツくないですか？追われる立場って」と聞くと、具志堅は「ですよね。よくやったなと思う。時代が時代で、指導者も監督も怖かった。年3～4回防衛戦をしていた。だから遊ぶ余裕は無かった」と角田に共感し、当時を振り返った。

　そして角田は具志堅に「勝ち続けられるコツ」についての悩みを相談。角田は「私は気持ちが保たない。引退した後も教える立場になったらどうしていけばいいのか」と五輪女王ならではの悩みを打ち明けた。
　それに対し具志堅は「教える立場のことはあまり考えないで、自分の今を考えたほうがいい。金メダリストは獲るのも難しいが守るのも難しい。五輪で金を獲った時のメニューをこなしていけばいいんじゃない」と五輪の時と同じメニューで練習することを提案した。

　また”勝つための条件”について、具志堅は「上に行く人は練習を見ていて分かる。ボクシングでも練習では世界チャンピオンに勝つ選手もいっぱいいる。だけど試合になったら手が出ない。それは打たれるのが怖いという気持ちがあるから手が出ない」と強い選手は練習が要だと話した。

腕のストレッチを行う角田（左）と具志堅（角田夏実の部屋より）

　動画後半では角田が具志堅にいつも行っているというストレッチを伝授。角田が動画で紹介したのは、太腿の裏を伸ばす、股関節で8の字を書く、膝を地面に付いて前傾姿勢になりながら肩を地面に付けるといったストレッチ。ストレッチを行った具志堅は「俺ストレッチ現役の時やっていないんだよね。教えてくれる指導者がいなかったから」と「ちょっとの時間で体が全部捻られた感じがする」と、角田のストレッチがだいぶ効いていたようだった。

　具志堅から様々なアドバイスを受けた角田だが、今月20日に横浜武道館で開催される階級無差別で争われる皇后杯『全日本女子柔道選手権』に出場する。様々な強豪選手が集う本大会だが、角田はどのような試合を繰り広げるかに注目だ。

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