UFC欠場の堀口恭司、筋断裂した危険な状況説明「グローブが相手の腕に挟まって…」
6月22日(日)アゼルバイジャン・バクーで開催される『UFC Fight Night』の[フライ級マッチ]にて、同級10位タギル・ウランベコフ(ロシア)と対戦予定だった堀口恭司(日本)が、昨日20日、自身のYouTubeチャンネルで練習中の怪我で欠場することを報告した。堀口の怪我は胸の筋断裂と軟骨損傷で全治2、3カ月になるという。
【フォト&映像】UFC欠場の堀口恭司、筋断裂した危険な状況とは
堀口はRIZIN2階級制覇王者で、今年3月のRIZIN香川大会にて約9年ぶりにUFCに参戦することを発表。UFC王者を目指す堀口にとって、ランカーであるウランベコフとの対戦は王座戦へ近づく第一歩となるはずだった。
ところが海外の格闘技メディア『MMA FIGHTING』は「堀口に代わって登場するのはアザト・マクスム(カザフスタン)。彼は急遽ウランベコフとの対戦を受け入れ、4週間後に試合が行われることになった」と既に代役の選手も決定していると報じ、今回本人の口から怪我の状況などの説明があった。
緊急配信で堀口は、「UFCが近日中にこの件を発表することになると思いますが、YouTubeチャンネルで先に報告します。UFC Fight Nightバクー大会を練習中の怪我で欠場することになりました」と伝え、ファン・関係者・対戦相手に謝罪した。
怪我をした経緯について堀口は「16オンスのグローブをつけて軽いスパーをやっていたんですけど、相手にタックルをとられて。その時に(自分の)16オンスのグローブが相手の腕に挟まってしまい、(そのまま)持ち上げられて肩から地面に叩きつけられました」と不自然な形で投げられたという。
受け身が取れない状態で落とされたことで「胸のあたりが筋断裂と軟骨損傷をしてしまいました。そんなに大きな怪我ではなかったので何とかやろうと思ったんですけど、医者に『試合までには治らない』と言われてしまい欠場することを決めました」と明かした。
気になる今後だが、「順調に治れば(今年)夏くらいにはできる」とすでにシャドーや走り込みはしているそうだ。負傷箇所への打撃はもちろん無理のようだが、ひねりのある運動や上に乗られたりするだけで痛みがあるという。
ちなみに筋断裂は、筋肉と筋膜が完全に断裂している状態のことで、酷い場合は手術を必要とするケースもある。堀口は激痛があったと証言しているため、おそらく試合を強行してしまうと敗北する可能性が高く、さらに怪我が悪化してしまうリスクもあったのだろう。
断腸の思いで欠場を決断した堀口は、「2、3カ月で復帰できると医者に言われているので、しっかりと治して試合をしたい。今回、こういう結果になって自分も悔しいので、怪我を治して勝ちにいきます」と約束した。今は治療に専念し、再びケージの中で勇ましい姿を見せてほしい。
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