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【RISE】元K-1玖村将史、電撃参戦で志朗の世界タイトル挑戦!3年前『THE MATCH』因縁再び=8.2大田区

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2025/05/28(水)UP

志朗(左)は電撃参戦の玖村将史(右)とタイトル防衛戦を行う

 8月2日(土)東京・大田区総合体育館で開催される『RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』の対戦カード発表記者会見が、28日に都内にて行われ、[RISE世界バンタム級(-55kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長R]で志朗(王者/BeWELLキックボクシングジム)と第6代Krushスーパー・バンタム級王者の玖村将史(挑戦者/999)が対戦することとなった。
 2人は22年6月の『THE MATCH 2022』で対戦し、玖村が右のパンチでダウンを奪い志朗から勝利している。

【フォト】元K-1玖村将史、右のパンチで志朗からダウン奪う瞬間

志朗は玖村へのリベンジに燃えている

 先日、K-1との契約満了を伝えたばかりだった玖村。会見に登壇すると「RISEファンのみなさん初めまして、玖村将史です。RISE初対戦で、いきなりタイトルマッチに組んでいただき感謝しています。いろんな意見があると思いますが、それも踏まえて団体やファンのみなさんに認められる試合をしたいと思います。自分がRISEに来ることによって、新しい展開も生まれてくると思います。RISEのみなさんと一緒に格闘技界を盛り上げていきたい」と挨拶した。

 志朗は、「みんな驚いていると思いますが、自分もまさかRISEでリベンジマッチできるとは思ってもいなかったので、感謝しかないです。3年前に負けてから、いつリベンジできるのか、最悪はK-1で試合できるならリベンジしたいと思っていました。前回とは違い、今回自分がここで負けたらRISEがなめられることになる。リベンジするので期待してください」と意気込みを明かした。

玖村はRISE参戦で新しい展開を作りたいという

 今回の記者会見前に2人はSNSでのやりとりがあり、注目を集めていた。玖村のK-1契約満了のニュースが流れた時、志朗が自身のSNSで「負けたままでは終われないので3年振りに、RISEで待ってます」と書き込むと玖村は「志朗選手、対戦表明ありがとう。でも俺が勝負がついた相手とやる意味はあるのか?」と返答。すかさず志朗は「玖村選手、それならRISEの許可も何も取っていませんが、僕が持っているRISEの世界タイトルをかけてやりましょう」とリポストしてネットで話題になった。その流れの中で実現した因縁の対決だ。

 玖村は「これまで僕が再戦を受けてもらった時は、勝って辿り着いたことがありました。今回はそういうストーリーがないなと思った発言だったんですが、世界タイトルをかけてまでやりたいということならばとOKしました」と対戦オファーを受けた経緯を語る。このやり取りについて志朗は「上品な煽り方だなと思いました」と記者を笑わせた。

 気になるのは、玖村がRISEに継続参戦するかどうかだが、「継続参戦したい気持ちはありますが、今は志朗選手のことしか考えていません」と先のことは考えていないという。

フェイスオフでは緊張の糸が張り詰めた

 また玖村がK-1を辞めた理由については「金子(晃大)選手にやり返したいと思っていましたが、ファンも見ていて盛り上がるカードじゃない。僕だけが納得できる再戦ならば、いつかはやり返したいですけど、自分が世界最強になるために、ちょっとK-1を抜けて違う形で世界最強を目指そうと思いました」とコメントした。

 玖村は、これまでK-1ルールにはなかった5ラウンドとワンキャッチワンアタック(首相撲からの攻撃一回のみ有効)に挑戦することとなる。これについては「今、そのルールに取り組んでいます。新しくやったことがないルールの挑戦なんでワクワクしています。首相撲もやっているので、ヒジまで入れちゃいそう」とジョークを飛ばす余裕を見せた。

 志朗は「首相撲とか2-1で勝つとかは誰も望んでいないと思うので、前回ダウンで負けているので、殴り合って勝負を決めたい」と激闘でのリベンジをイメージしているようだ。

 55kgのバンタム級は、日本人の世界トップクラスの選手が集まっている階級。玖村の参戦で、どんな化学反応が起こるのか楽しみだ。

<2人の近況>

 志朗は、ムエタイベースでRISE移籍後は那須川天心と2度対戦するなど活躍。23年3月、RISE世界バンタム級王座を戴冠、その後はRISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメントでは3位に終わるも、昨年9月には田丸辰に判定勝ちで世界王座防衛に成功。その後、利き腕の右拳を手術し、今年3月にユン・ドクジェを完封して完調をアピールした。

 第6代Krushスーパー・バンタム級王者の玖村は、19年2月に第6代Krushスーパー・バンタム級トーナメントで、大岩翔大、ビクトー・サラビア、軍司泰斗を下して王座獲得。その後2度のKrush王座防衛に成功。22年6月のTHE MATCHでは志朗から右のパンチでダウンを奪い勝利している。K-1では金子晃大とライバル争いを続け、2025年4月30日付でK-1との契約が満了したことを発表していた。

『RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO』
2025年 8月2日(土)東京・大田区総合体育館

▼RISE世界バンタム級タイトルマッチ3分5R無制限延長R
志朗(BeWELLキックボクシングジム/同級王者)
vs
玖村将史(999/第6代Krushスーパーバンタム級王者/挑戦者)

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