2025/06/06（金）UP
（最終更新：2025/06/08 12:05）

ベルトを持ちポーズをとる中谷潤人（左）と西田凌佑（右）

　6月8日（日）に東京・有明コロシアムで開催される『Prime Video Boxing 13』の会見が6日、都内にて行われた。今大会では、WBCバンタム級王者・中谷潤人（M.T）とIBF同級王者・西田凌佑（六島）の王座統一戦が行われる。「積み上げてきたものを爆発させたい」と意気込む中谷。西田は「内容よりも絶対に勝ちたい」と、お互いリスペクトしつつも、静かに闘志を燃やす発言が交わされた。

【フォト＆動画】会見で意気込む両者／中谷の戦慄のダウン集、下がりながらの一撃も！

　中谷は4度目、西田は2度目の防衛戦となる。中谷は30戦全勝（23KO）、西田は10戦全勝（2KO）と、ともに無敗を誇る長身サウスポーだ。

　両選手は今年2月、中谷がダビド・クエジャルを3回KOで退けたリング上で「西田選手、やりましょう！」と呼びかけると、西田も「自分も中谷選手と戦いたいと思っていたので、ぜひ！」と即答。その流れで今回の統一戦が正式決定した経緯がある。
　近年稀に見る日本ボクシング界のビッグマッチであり、過去の井岡一翔vs八重樫東、寺地拳四朗vs京口紘人に匹敵する注目度を誇る。

会見で話す中谷潤人

　試合に向けての意気込みを中谷は「まずはこの統一戦という舞台に立たせていただけることに感謝して、今まで積み上げてきたものをしっかり爆発させていきたいなって思っているので。しっかり体重を整えて全て発揮したいです」と意気込む。

　対する西田は「バンタム級という階級は自分の憧れていた階級。そこで統一戦ができるっていうことがとても嬉しいですし、やっぱり中谷選手と戦えるのがとてもモチベーション上がるので、明後日はしっかり頑張りたいと思います」と、この一戦への熱い思いを語った。

会見で話す西田凌佑

　試合の決着イメージについて問われると中谷は「長いラウンドを戦うことも想定してスコアリングをしてきたので、判定もしっかり見据えて動ける体を作ってきました」とアピール。
　西田は「判定かKOかは分からないですが、やってきたことを出せれば勝てるんじゃないかなと思うので、まずは内容よりも絶対勝ちたいなと思ってます」と熱く語った。

　両者ともコンディションはばっちりで、試合に向けて万全の対策を施しているようだが、果たしてどちらに軍配が上がるのか。大注目の一戦だ。

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