井上尚弥、中谷潤人の試合に「こんな強い日本人が…」観戦中に頭下げ「対戦イメージ!?」その表情の数々
6月8日、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M.T)がIBF同級王者の西田凌佑(六島)に6RでTKO勝利を収め、王座統一した。リングサイドでは井上尚弥も観戦し、まるで対戦しているかのようにウィービングのように頭を一瞬下げる場面もあった。
【フォト】井上尚弥、中谷潤人の試合観戦で頭下げ「対戦イメージ!?
中谷は1Rから、自身異例の猛攻。5Rには西田の右目を大きく腫らせ、その後も接近戦でスピードパンチを叩き込む。ついに7R開始前にレフェリーが試合をストップ。西田が右肩を脱臼し、陣営が棄権を申し出たのだった。観戦中の井上は様々な表情を見せ、時にはウィービングのように頭を一瞬下げ、対戦をイメージしているかに見えた。
マイクで中谷は、リングサイドで観戦していた井上尚弥に「もうすぐ行くので、待っていてください!」とメッセージ。
中谷は試合後インタビューで「(井上が)会場に来ていたのは知っていた。映像でも流れており、分かっていた」と来場は知っていたと答え、さらに「上を見すぎず、一戦一戦やっていくことが大切。そこで良いパフォーマンスをすればビッグマッチへの期待も高まっていく。1Rからいけたのはサプライズだったので、良い評価をもらえたんじゃないか」と語った。
その後、井上はXで「スーパーバンタム級戦線へようこそ。こんな強い日本人がいたらワクワクしちゃうよな」と中谷のスーパーバンタム級への転級を歓迎した。
そして、本日行われた一夜明け会見で、中谷は井上のXについて問われると「僕も、井上選手、強いんで、ワクワクしますね」とアンサーした。
またスーパーバンタム級では「筋肉量を落とさず減量できるので、よりスピードも上がっていくし、パワーも上がっていく」と自信を見せている。
井上との対戦を思い描くことについては「何回かある」とし、打ち勝てる自信については「これからより強くしていきたい」と語った。
国内ではもちろん、海外からも大注目の「井上尚弥vs中谷潤人」の決戦。来年5月に東京ドームで行われると見られているが、中谷はさらにパワー・スピードアップし臨むのか。
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