重岡優大、現役引退を表明 弟・銀次朗と共に歩む決意「兄である俺の役目」
プロボクシング元WBC世界ミニマム級王者・重岡優大が13日、自身のインスタグラムで引退を表明した。弟で元IBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗は、今年5月の試合後に急性右硬膜下血腫を発症し開頭手術を受け、現在も入院中だ。
【フォト】重岡兄弟が同時世界王者となった瞬間!優大の引退表明全文も
優大は「先日、弟・銀次朗が熊本の病院に転院しました。そして今日、俺・優大はボクシング引退を決意しました」と報告している。
銀次朗が救急搬送された国立病院大阪医療センターについては「先生方、看護師の皆さんのおかげで銀次朗は今も生きています。本当に感謝しています。命の恩人です。銀が元気になったら必ず2人で挨拶に行きます」と、深い感謝の思いを綴った。
現在、熊本の病院で「1日3時間・3種類のリハビリに挑戦中です。『諦めるなよ、頑張れよ』と毎日声をかけ、あいつの心の炎を消さないよう支えています」と、治療の様子と兄としての決意を語っている。
そして「6歳から共に格闘技を始め、これまで2人で数えきれない壁を乗り越えてきました。銀がいたから、俺はここまで来られた。銀の夢は大きく、まだ道半ばでしたが、これからの人生を彩るのは兄である俺の役目だと思っています」と、歩みを共にしてきた弟への思いを明かした。
今後については「『ここに行けば銀次朗に会える!』そんな場所を作ります。それが俺の新しい夢です。計画は着々と進んでいます。そのために引退を決意しました。後悔はありません。ここからが本当の勝負だと思っています」と説明。
最後は「新しい道で銀と一緒に花を咲かせます。引退しますが、これからも重岡兄弟の生き様を見ていてくれたら嬉しいです。今までたくさんの応援、本当にありがとうございました。みんな、絶対また会おうぜ」と結んだ。
優大は2023年4月16日にWBCミニマム級暫定王者となり、同日に銀次朗もIBF同級暫定王者となって“兄弟同時世界王者”を実現。同年10月には初防衛と同時に正規王者へ昇格した。
しかし昨年3月、メルヴィン・ジェルサレムに惜敗して王座から陥落。今年3月、ジェルサレムとの再戦でも判定負けを喫し、それが現役最後の試合となった。
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