【KNOCK OUT】ゴンナパー、タイトル奪取に続き「今回もKOで」対する”番狂わせ”下地奏人「パンチで倒す」＝8.29

2025/08/13（水）UP
（最終更新：2025/09/16 16:21）

　8月29日（金）東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT.56』の［スーパーファイトKNOCK OUT-REDライト級］では、同級王者ゴンナパー・ウィラサクレック（タイ）と、下地奏人（フリー）が対決する。6月に重森陽太をKOし新王者となったゴンナパーは「最後はKOで勝ちたい」とKOフィニッシュを宣言する。

【フォト＆動画】ゴンナパーの豪快”一撃”KO！王者・重森が倒木ダウン

　ゴンナパーは“ムエタイ大魔神”の異名を持ち、K-1グループでは“日本人キラー”として名を馳せ、K-1ライト級王座も戴冠。
　今年2月にKNOCK OUTへ初参戦すると、キャリア初のOFGで、古村匡平に勝利。続く6月には、日本を代表する中量級ムエタイ戦士・重森陽太を右フック一撃で葬り、新王者となった。

　対する下地は沖縄KOSスーパーフェザー級王者など無敗街道を突き進み、KNOCK OUTでは24年8月、元新日本キック王者で、17連勝中の髙橋亨汰を破る番狂わせ。
　さらに12月の「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定トーナメント」では、準決勝で2階級王者・久井大夢にも勝利しているロムイーサンをハイキックKOと、ここでも下馬評を覆す。
　決勝では久井に2-0で惜敗するも、確かな実力を見せた。

　試合前インタビューで、ゴンナパーは「エキサイティングで激しい試合をしたいです。最後はKOで勝ちたい」と連続KO勝利を狙う。
　OFGは3戦目だが「より強いパンチを打てるところが利点」と、剛腕をより生かせるとする。

　勝利の暁には「KNOCK OUTにはこの階級にもう一つベルトがあるので、BLACKライト級のチャンピオンになりたい」と2つ目のベルトを狙うと言う。

　対する下地は、今年4月の優翔戦は、両目の網膜裂孔で欠場。復帰第一戦が強敵ゴンナパーとなる。
　その間、フリーとなり、ボクシングジムへの出稽古も増え「自分の中でもパンチがいい方向に変わってきているなと感じている。そこは自信になってきている」とパワーアップの実感を持つ。

　ゴンナパーについては「フックが見えづらいんだろうなと。経験がある分、タイミング重視の技術タイプの選手には強いんだろうな」と重森にKO勝利した試合を振り返り「あれを見ると、いつもの試合よりワクワクというよりも『怖いな』という思いがなくはない。でも、まだワクワクの方が勝っているし、勝つ自信もあるからこそ試合を望んだ」と緊張感を持って向かう。

　試合は「パンチで倒すのかなと思っている。でも年末のロムイーサン戦みたいに、他の技が入りそうだったら狙っていきたい。いろんな技で倒せるようにしたい」とイメージは固めすぎないとのこと。

　決着は「やっぱり倒して勝つのが一番」とし「今回はとりあえずKOで勝って、ダイレクト・リマッチになったら判定で完封して、本当の意味で勝つというのを目指す」と今回はKO、次回は判定”完勝”でゴンナパーの王座を狙うと豪語した。

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