武居の相手は4連続KO中で天心のスパーリングパートナー!破壊力抜群の公開練習
9月14日、名古屋市のIGアリーナにて、プロボクシングWBO世界バンタム級王者・武居由樹(28=大橋)に挑む同級1位クリスチャン・メディナ(25=メキシコ)の公開練習が6日、都内にて行われた。公開練習では、縄跳び、シャドー、ミット打ち、パンチングボール打ちを各1R披露。破壊力あるパンチと、キレのある連打を見せた。
練習前、メディナは「体調はとても良い」と語り、「普通は試合に向けての練習は1か月半から2か月ぐらいを費やすものですが、今回は3か月。大変パワフルに行ってきました」と振り返った。この内容に、武居戦への意気込みが伝わってくる。
「私の強みは自分自身、メンタルが大変強いです。作戦はリングの上で見せていきたい。必ず世界チャンピオンになります。必ずパーフェクトで試合を終わりたいと思います」と力強く語ったメディナ。
武居陣営が、メディナには3つの弱点があると発言していることについては「その3つの弱点だけではなくて、私にはもっと弱点があるかもしれません」としながらも、「同じように武居選手にも弱点があります。全てのボクサーに弱点はあると思います。それを試合の日に見せていきたいと思います」とした。
トレーナーのラファエル・グスマン氏は「仕上がりはとても最高で、大変進化したボクサーになっています。これは周囲の協力のおかげでもあります。今回の試合に向けて、私たちはチームの団結の他に栄養士やセラピスト、いろんな専門家を入れてここまでやってきました」と調整は万全のようだ。
メディナは、23年8月、西田凌祐(六島)とIBF世界王座挑戦者決定戦で判定負け。これでサウスポーが苦手なのではと言われたが「那須川天心や村田昴、増田陸とのスパーリングで苦手なところを克服できた」と準備万端な様子。
西田戦で精神的に学んだことを問われると「やらなければいけないことを最後の方にもっていくのは、やってはいけないということ」だという。「もし5R、6Rに西田選手を追い詰めていれば」試合は違った展開になったのではないかと考えているようだ。
その西田戦以降、4連続TKO勝利中と勢いづくメディナ。那須川から武居対策についてアドバイスがあったか聞かれると「特にアドバイスはないんです。私たちは友達でスパーリングパートナーですが、他の違うことの話をしています」と回答。
しかし、この練習後、武居のトレーナー八重樫氏の囲み取材が行われたが、その後、メディナ陣営が記者に「八重樫の取材はどんな内容だった」と聞いてきたほどだ。那須川に対策を聞いていてもおかしくはないだろう。
勢いのあるメディナ、被弾覚悟で前に出てくるタフな選手だ。公開練習でもその片鱗を見せた。試合当日までどのように仕上げてくるか期待だ。
▶次ページは【フォト&動画】メディナが公開練習で破壊力ある連打!
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・武居由樹、爆弾パンチでミットが吹っ飛んだ!「序盤から倒しに行く!」
・武居、八重樫トレーナー得意の”飛び込み”ジャブ連打に唇を切る!「痛った」ファン”激アツ”の声も
・井上尚弥、高速で強烈なミット打ち炸裂!コンディションは「過去イチ」
・井上尚弥vsアフマダリエフ、武居由樹vsメディナ、高田勇仁vs松本流星を映画館でライブビューイング=9.14
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!





【10月・ベストファイター】決勝、顔面ヒザ蹴りKO!”カザフの怪物”キンザースキーが、新極真会全日本優勝、克服した”意外な”課題

