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49歳ヴァンダレイ・シウバ、“リング復帰”の相手は元ボクシング世界王者に!因縁ベウフォート戦は消滅

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2025/09/09(火)UP

現役時のヴァンダレイ・シウバ

 9月27日(土・現地時間)ブラジルのサンパウロで行われる格闘技イベント『スパテン・ファイト・ナイト2』のメインイベントで、元PRIDEミドル級王者のヴァンダレイ・シウバ(49=ブラジル)が、ボクシングマッチでリングに復帰するが、急遽対戦相手が変更。元ボクシング世界王者のアセリノ・フレイタス(ブラジル)と対戦することとなった。

【フォト】白髪まじりで頭が薄くなった現在のシウバの姿!サンドバッグ打ちも

 シウバは当初、因縁のライバル、ビクトー・ベウフォート(ブラジル)と対戦する予定だった。両者は1998年10月に同じサンパウロで行われたUFCブラジル大会で激突し、その際はベウフォートのパンチ連打でシウバは44秒の秒殺KO負けを喫した。その後、両者はPRIDEとUFCで活躍。シウバはPRIDEのミドル級王者となり、ベウフォートはUFCライトヘビー級王者に輝いたが、再び拳を交える事はなかった。

49歳ヴァンダレイ・シウバ、元ボクシング世界王者と激突@wandfcより

 ボクシングルールながら、レジェンドによる27年越しの再戦は母国ブラジルを中心に大きな話題を集めていたが、今月初めにベウフォートが練習中の負傷により欠場を発表。シウバの復帰戦も消滅する可能性があった。

 しかし、ここで同じブラジル出身のフレイタスの代役出場が決定。フレイタスはボクシングの元WBAスーパー・WBO世界スーパーフェザー級王者、元WBO世界ライト級王者の肩書を持つ世界2階級制覇者だ。大会当日には50歳を迎えるが、通算戦績は41勝(34KO)2敗というKOパンチャーだ。

 ベウフォートよりも、さらに危険な相手になったことで、現地メディアをはじめ複数の海外メディアからは不安の声が上がっている。シウバは昨年10月に慢性外傷性脳症(CTE/別名:ボクサー認知症)を患っていることを告白し、格闘ファンに衝撃を与えたばかりだからだ。

 慢性外傷性脳症とは、頭部へ繰り返し外力が加わることで脳が損傷され、脳細胞が変性し認知症などの症状を引き起こす状態である。スポーツにおいては、ボクシングや柔道などの格闘技、アメフト、サッカー、ラグビーなどのコンタクトスポーツ選手に見られることがあるとされ、ボクシングではパンチドランカーとも呼ばれる。

 フレイタスは試合決定を受けて自身のSNSで「私の意志の拳で、私の35回目のKOにする」とKO宣言をしているが、果たしてシウバはどのような戦いを見せるのか。

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