TOP > ニュース 一覧

”伝説の柔道家”木村政彦、”一撃の空手家”成嶋竜へ贈った色紙公開!「これは強くなりそう」

フォロー 友だち追加
2025/10/11(土)UP

現在の成嶋竜、鋭い蹴りは健在だ

 極真の”一撃の竜”として名を馳せた成嶋竜(57=KWU極真)が10月2日にSNSを更新。若き日に、なんと伝説の柔道家・木村政彦から贈られた直筆の色紙を公開し、コメント欄には「凄すぎ」「これは強くなりそう」などの言葉が並んだ。

【フォト】木村政彦、直筆の色紙!成嶋竜へ「三倍努力」力強い筆だ

 古びた色紙には「三倍努力」と木村の有名な言葉が書かれており、成嶋は「古い実家の私の部屋で、いつも視界にあった」と、この文言を胸に鍛えていたと振り返る。

 木村政彦は「鬼の木村」の異名を持ち、“15年間不敗”の伝説の柔道家。1951年にはブラジルで、グレイシー柔術創始者であるエリオ・グレイシーと対戦し、一本勝ちしている。現在も格闘技で使われるキムラロックの由来でもある。

 一方、成嶋は90年代、極真会館で華麗な蹴り技と強烈な突き技で一本勝ちを連発。全日本ウェイト制空手道選手権大会2階級制覇、軽量ながら、体重無差別の世界選手権ではベスト8に進出した。
 現在はKWU極真に属し、KWU SENSHIの取締役として活動している。

 その成嶋がSNSにアップした色紙には「竜君江 三倍努力 木村政彦」と力強い筆致で書かれている。成嶋は「いつも視界にあった」と実家の部屋に掲げていたと言うが、成嶋と木村の出会いとはどのようなものか。

現在はKWU極真幹部としても活躍する成嶋

 イーファイトの取材に成嶋は、木村との出会いを「19歳の頃、中野の沖縄料理店で、当時のタツノコプロダクション社長のお知り合いのご友人だった木村政彦先生と会食する機会がありました」と語る。成嶋の父もタツノコプロの役員でもあった。

 木村の印象は「物静かな佇まいでしたが、首肩周りが異常に太く厚い上半身、また胡座をかかれ座られている足腰の重厚さから伝わる剛の存在感は、ご年齢にそぐわない雰囲気を感じさせられました」と、ただならぬ迫力を感じたとのこと。

 成嶋は「どうすれば強くなれますか」と問うと、木村は「三倍努力」と言葉をくれた。

 木村の練習量は並外れており、「絶対に勝利するため」に一日10時間の練習をこなした。木村は「人の二倍努力する者は必ずどこかにいる。三倍努力すれば少しは安心できる」と語っており、「三倍努力」の言葉は有名だった。

 若き成嶋は、自らに贈られたこの色紙の言葉を見るたび「正直難しいなと…。でも、この気持ちを持って挑もうと、いつも心掛けておりました。まだ足りない、まだ足りないと」と励みにしていたと言う。

 成嶋は木村を思い出すと「大山倍達総裁と初めてお会いした時の印象と、木村政彦先生との出会いは、まさに動と静で分けられる対照的なものでしたが、印象深い私の人生の宝です」と大きな出会いだったと振り返る。

 色紙は色あせ、小さなシミもできているが、大きな折り目や汚れ等はなく、大切に扱われていたことが伺える。若き日の成嶋青年は、贈られた言葉を胸に、厳しい稽古をくぐり抜けてきたことだろう。

 成嶋の属するKWU SENSHI JAPANは、フルコン空手とアマチュアキックの“橋渡し”的大会である『SATURDAY FIGHTS』という大会を定期的に開催しているが、来年春には大きな大会イベントを開催予定だと言う。楽しみにしたい。

▶次のページは【フォト】木村政彦、直筆の色紙!成嶋竜へ「三倍努力」力強い筆だ

  • 1
  • 2
フォロー 友だち追加

●編集部オススメ

・【フォト】木村政彦、直筆の色紙!成嶋竜へ「三倍努力」力強い筆だ

・【KWU】参加の締切間近!顔面防具の極真空手の大会 チャレンジしやすい安全な増田章考案のルール

・町限定のはずが…木村政彦の焼酎「キムラロック」に問合せ殺到

・【空手】”絶対解けない”帯の締め方が大バズり!「組手や試合の時も緩んだ事ない」

・阿部詩、ぴっちり太腿レギンス姿で筋トレ「なんでそんなに美しいの?」

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

インスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

フォロー

LINEでeFight(イーファイト)格闘技情報を友だち追加しよう!

友だち追加
」、「」をもっと見る

TOP > ニュース 一覧