パトリック・ミックス、“ドーピング陽性”報道に反論!「大麻はパフォーマンス性能向上薬ではない」
現在UFCで戦う元Bellator世界バンタム級王者のパンチー・ミックス(32=米国)が、1年半前のタイトル戦でのドーピング検査陽性の報道に対して強く反論した。
【フォト】格闘家で大麻愛好家といえば、マイク・タイソン!UFCディアスやオマリーも
ミックスは昨年5月にフランス・パリで開催された『Bellator Champions Series PARIS』のバンタム級タイトルマッチで挑戦者のマゴメド・マゴメドフ(ロシア)にスプリット判定勝利で初防衛に成功。その後、PFLとの契約更新が成立せず、FAとしてUFCへ移籍した。
そして今回、その1年半前の試合について、開催地だったフランスのMMA連盟(FMMAF)がこの試合でミックスが薬物検査で陽性反応の結果を出したことを報告。ミックスの勝利を敗北に覆すと発表したのだ。
この発表についての報道がされると、ミックスは自身のXで即座に異議を唱え、「ウィード(大麻)はパフォーマンス性能向上薬ではない」とコメント。陽性反応の原因が大麻であることを明かしながら、その禁止の正当性に疑問を呈した。
現在はこの投稿は削除されているが、ミックスの異議には根拠があり、Bellatorの検査監督を務めたモヒガン・トライブ・アスレチック規制局(Mohegan Tribe’s Department of Athletic Regulation)のマイク・マッツーリ氏によれば、ミックスは同局の検査には合格しており、陽性反応はフランス独自の検査から生じたものであるという。また、米国ネバダ州はマリファナを禁止物質から削除し、現在のUFCも検査対象としていないのだ。
各地域の基準相違がこの問題を複雑化させているが、注目すべき点は、最終的な結果決定権について。MMAにおいて試合結果の公式記録を決定する権限はプロモーション側にある。
Bellatorを吸収したPFLが“FMMFの決定は認めない”と発表すれば、ミックスの勝利は公式的に維持されるし、事実、ABC(Association of Boxing Commissions and Combative Sports)はすでにこの試合をミックスの勝利として記載し続けており、世界中のMMA試合結果の“公式データベース”の役割を担う格闘技サイト「Tapology」も今回のFMMAFから結果変更の申請を拒否している。
PFLがこの件について正式な表明を行うかに注目が集まるが、当のミックスは現在UFCでデビュー2連敗中。今回の件をクリアして、早い復活を期待したい。
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