2025/12/25（木）UP
（最終更新：2025/12/25 12:05）

タワンチャイはインカーフを受けて右脚が変な角度に曲がり、大怪我をした（@ONEChampionship）

　12月19日（日本時間）にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された格闘技イベント『ONE Friday Fights 137』のメインイベントでリウ・メンヤン（中国）のインカーフキックを受けて、右脚が変な角度に曲がり、KO負けを喫したタワンチャイ・PK・センチャイ（タイ）。タイメディアは21日、タワンチャイは右脚を骨折した疑いで復帰に7か月から1年かかると報道した。

【フォト＆動画】タワンチャイ、脚が変な角度に曲がる瞬間

　タワンチャイは“タイの神童”と呼ばれる存在で、今年1月の『ONE 170』のメインでスーパーボンにKO勝利し、4度目のONEフェザー級ムエタイ世界王座防衛に成功した。だが、今年3月のフェザー級キックボクシング暫定世界王座決定戦で野杁正明にKO負けを喫し、今回が再起戦となっていた。

　ところが試合開始早々、メンヤンのインカーフを右脚にもらうとその場に崩れてしまい、立つことはできずにKO負け。担架で運ばれるほどの大きなダメージを負い、病院で手術を受けたという。ONE Championshipは怪我の様子を正式発表していないが、どうやら骨折していた疑いがあったようで、2時間の手術が成功したと報道されている。

タワンチャイの怪我からの回復には、1年はかからない見込みのようだ@onechampionshipより

　タワンチャイの妻サウィタ・インチュアンは、自身のSNSで夫が赤ちゃんにキスする写真を投稿し「私たちの家族の大黒柱が早く元気になりますように。どれだけ長く休まなければならなくても、私が代わりに働くから、何も心配しないでね」とコメントを書き込み、「手術室を出たら、小さな太陽に会えて笑顔になった」と伝えた。

　さらに、ONE公式SNSは24日に、タワンチャイと妻によるSNS投稿と思しきメッセージを掲載。そこには「また戦うよ。ただ、体が100％回復するのを待つ必要がある——少なくとも7か月、しかし12か月は超えない」と書かれており、ONEは「カムバックに注目」とコメントを添えている。

　連敗に怪我という試練が与えられているタワンチャイ。今は怪我の回復のためしっかりと休み、再起する姿をファンは望んでいるはずだ。

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