【ムエタイ】ジョイシーが外国人初、現地での王座防衛に成功
「スッグ・チューチャルーン ムエタイ」
2015年6月28日(日・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第7試合 ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○ジョイシー・イングラムジム(ブラジル/ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者)
判定3-0 ※三者とも49-48
●ナウィー・イーグルムエタイ(タイ/挑戦者)
※ジョイシーが2度目の防衛に成功。
3度の来日経験があるジョイシー・イングラムジムが、ラジャダムナン王座2度目の防衛戦(初防衛は岡山県倉敷市にてvs田中秀弥戦)に臨んだ。
ムエタイ500年の歴史の中で、外国人(タイ人以外)が2大スタジアム(ルンピニー、ラジャダムナン)の王座に就いたのはジョイシーが7人目(2013年7月)。ラジャダムナンでは藤原敏男、小笠原仁、武田幸三、石井宏樹に続いて史上5人目(欧米人では初)の快挙だった。
タイ人以外で、ラジャダムナンスタジアムにベルトを巻いて入場するのは、藤原敏男以来であろうか。ジョイシーがリングインし、ブラジル出身だとアナウンスされると、場内がどよめいた。
試合は3Rから激しさを増す。ナウィーが長いリーチからしなるミドルを繰り出すと、ジョイシーはこれを膝でカットし、自身の得意技でもある左ミドルキックへとつなげた。
4R、前に出てくるナウィーの蹴りをかわすとジョイシーはミドルにつなぐ。ナウィーは組んできたが、ジョイシーは蹴りの距離に徹し高い蹴りを連射。ここで試合を若干有利に見せたか。
最終R、判定で優位な位置にいるジョイシーは、ジャブからの前蹴りでナウィーとの距離を取る。ナウィーは4Rにジョイシーにリードされたことで、残された時間内に挽回しようと必死だが、前蹴りの次に飛んでくるジョイシーミドルキックは素早かった。
試合はジャッジ3者とも49-48でジョイシーが勝利。ジョイシーは外国人として現地ラジャダムナンスタジアムで初めての王座防衛を果たした。
ジョイシーは試合後、「今後は、今年中に外国人ムエタイ王者として前人未到の快挙実現へ向け、標準を定めている…」とその胸の内を語った。ジョイシーが語る前人未到の快挙実現とは、何なのか気になるところだ。
記事・写真/早田寛 Hiroshi Soda
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