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【パンクラス】ISAO、194cmの元UFC戦士に完封勝利

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2015/08/09(日)UP

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パンクラス
「PANCRASE 269」
2015年8月9日(日)東京・ディファ有明

▲チョープ(下)にアームロックを仕掛けるISAO(上)

▼第11試合 メインイベント フェザー級 5分3R
○ISAO(坂口道場一族/元ライト級キング・オブ・パンクラシスト/同級3位)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ウィル“ ザ キル”チョープ(アメリカ/ジャガンナート・ファイト・クラブ/同級10位)

 ISAOは2010年7月から2014年10月まで12戦負けなしの快進撃を続けていたパンクラスのエース。パンクラスのライト級(-70.3kg)王座を返上し、フェザー級(-65.8kg)転向後、今年4月には元パンクラスフェザー級王者マルロン・サンドロから判定勝利を収めた。

 対するチョープはフェザー級では珍しい、194cmという長身を誇り、2013年10月アメリカのMMA団体「PXC」で元パンクラス王者タクミにTKO勝ちしUFC参戦。2月のパンクラス初参戦では、フェザー級9位・稲葉聡をチョークスリーパーで下し、パンクラスランキング入りを果たし今回が2戦目。

 1R、ISAOは左インローをこつこつ当て左ストレートを出しながら組み付くが、金網を背にしたチョープをテイクダウンできない。膠着したためにブレイク後、チョープの蹴りがローブローとなり試合中断。再開後、チョープの蹴り足をキャッチしたISAOがテイクダウンに成功。チョープの長い手足の前に、ISAOは攻撃を遮られるもヒジを落とす。

 2RはISAOが組み付いて2度テイクダウンに成功し優勢をアピール。3RはISAOが左ストレートをクリーンヒットさせチョープを下がらせる。終了間際、テイクダウンに成功したISAOはアームロックを仕掛けたが逃げられてしまう。チョープにほぼ何もさせず、判定3-0でISAOが完勝した。

 


 

▲北郷(右)に左ミドルを見舞うマモル(左)

▼第10試合 セミファイナル スーパーフライ級 5分3R
○マモル(シューティングジム横浜/KOTC世界ジュニアフライ級&修斗初代フェザー&バンタム級王者)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●北郷祐介(和術慧舟會横浜道場/パンクラス・スーパーフライ級9位)

 パンクラス初参戦のマモルは1999年7月に修斗でプロデビューし、翌年には7戦無敗で初代修斗世界フェザー級王者に。2003年12月には初代修斗世界バンタム級王者となり、2階級制覇を達成し現在40戦のキャリアを誇る大ベテラン。

 1R、左ロー、左ハイと蹴り技を散らす北郷に、マモルはパンチを出しながらプレッシャーをかけ、組み付いくと離れ際には鋭いヒジを放つ。終始、スタンドでの攻防となり、2Rからは北郷が左インローをこつこつ当てるのに対し、マモルは左ミドルをタイミングよく当て下がらせる。手数の多いマモルが判定2-1で勝利した。

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