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【UFC】川尻がUFCで初の2連勝、3勝目を飾る

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2015/12/11(金)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

 

川尻が得意のテイクダウンで復帰後2連勝。UFCでの戦績を3勝1敗とした

Zuffa
「THE ULTIMATE FIGHTER FINALE-TEAM MCGREGOR VS TEAM FABER-」
2016年12月11日(金・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス

▼フェザー級 5分3R
○川尻達也(T-BLOOD)
判定3-0 ※三者とも29-27
●ジェイソン・ナイト(アメリカ)

 1R、パンチで前に出てくるナイトに川尻はバックハンドブローを繰り出し、空振りするとすぐにタックルでテイクダウンを奪う。ナイトは下から両足を絡めて川尻を固定し、頭部へヒジを見舞う。川尻はナイトの両足を外すと上からパンチ。ナイトは左目の下をカットして流血、顔も腫れる。川尻が優勢のまま1Rを終えた。

 2Rが始まるとすぐに川尻がタックル、ナイトは両足を巻きつけて下からの関節技を狙う。川尻は上からパンチとヒジ。ナイトは立ち上がることに成功するが、川尻はまたすぐにテイクダウンを奪い、サイドポジションに。マウントも取りかけ、パンチとヒジを見舞ってこのラウンドも優勢。

 3R、川尻は左後ろ蹴りをクリーンヒットさせ、すぐにタックルでテイクダウン。上からナイトをホールドしてガッチリと抑え込むが、ブレイクがかかる。スタンドに戻ってナイトがパンチで前に出ると、川尻はタックルでテイクダウン。サイドポジションを奪い、暴れるナイトを抑え込む。

 残り1分でまたもブレイクとなり、川尻はすぐにタックル。ナイトは堪えてパンチを打ち込むが、川尻がパンチを返してタックルでテイクダウン成功。そのまま上のポジションをキープし、試合を終えた。

 川尻はテレビカメラに向かって「勝ったぞ、日本のみんな!」とガッツポーズでメッセージを送り、「ごめん、つまらない試合で」と両手を合わせた。

Photo=Zuffa, LLC (c) /GettyImages (c)

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▼フェザー級 5分5R
○フランク・エドガー(アメリカ/UFCフェザー級2位)
TKO 1R 2分28秒 ※左フック→レフェリーストップ
●チャド・メンデス(アメリカ/UFCフェザー級3位)

 フェザー級屈指の好カードが実現。エドガーは元UFCライト級王者で現在4連勝と2階級制覇へ向けてばく進中。対するメンデスはKO狙いのパワフルなパンチを持つ。

 1R、飛び込んだエドガーが右フックから左ショートフックの返し。これが見事にアゴに決まり、メンデスは前に倒れる。レフェリーが即座にストップし、エドガーのTKO勝ちとなった。


 

▼TUF22ライト級トーナメント決勝 5分3R
○ライアン・ホール(アメリカ)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-27
●アルテム・ロボフ(ロシア)
※ホールが優勝。

 本来はロボフと『REAL』で来日したソウル・ロジャースで決勝戦が行われる予定だったが、ロジャースが入国トラブルで試合出場が不可能に。ロジャースに準々決勝で敗れたホールが敗者復活で決勝に出場となった。

 1Rが始まってすぐ、ホールがバックを奪ってチョークスリーパーを仕掛ける。耐えるロボフにホールは技を外し、バックを取ったまま背後からのパンチ。場内は「USA」コールの大合唱だ。そのままホールが有利なポジションをキープしたまま試合を終えた。

 2R、両手を下げた構えで前に出るロボフに、ホールは前蹴りやロー、さらには足元に滑り込んでの足関節技を狙うが、ロボフに軽くかわされる。ロボフがタックルでテイクダウンを奪うが深追いはせずに離れ、ホールが寝技に行こうとするとすぐに離れてスタンドを要求する。ホールが足元に滑り込んでくると上を奪って抑え込みながらのパンチ。足関節技にこだわるホールだが、ロボフはかわし続ける。

 3Rもホールは足元に滑り込んで足関節技を仕掛け、立ち上がったロボフをテイクダウンするが、ロボフに立たれて逆にテイクダウンされる。さらに下から足関節を仕掛けるホール。ロボフが立ち上がると、ホールはバックから飛び付いておんぶ状態に。そのまま両者が動かず、場内は大ブーイングに。ホールはパンチを出し、スリーパーを狙ってそのままの体勢で試合を終えた。

 判定は積極的に攻めたホールを支持。奇跡の敗者復活優勝を遂げた。


▼ライト級 5分3R
○トニー・ファーガソン(アメリカ/UFCライト級7位)
一本 2R 2分54秒 ※ダースチョーク
●エジソン・バルボーサ(ブラジル/UFCライト級6位)

 1R、両者寝技の状態でファーガソンがバルボーザの顔面に蹴りを入れてしまい、減点1が与えられる。するとファーガソンが一気に前へ出てパンチを放ち、右ストレートをヒットさせる。バルボーザはミドルキックで応戦し、ボディにもパンチを入れていく。

 ファーガソンの蹴りをキャッチしたバルボーザがテイクダウンするが、パンチを見舞って立ち上がる。前に出るファーガソンにバルボーザが左フックを何度もヒットさせ、ファーガソンも負けじと打ち返す。バルボーザの強烈な左ボディブロー、さらにバックキック。

 2Rも両者は打ち合う。前に出るファーガソンはパンチ&ヒジ、バルボーザは左右ミドル。両者とも流血し、顔を血に染める。ファーガソンがスピニングバックエルボーを決め、タックルに来たバルボーザにガブってダースチョーク。見事な一本勝ちを奪った。


▼ライト級 5分3R
○エヴァン・ダナム(アメリカ)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-27
●ジョー・ローゾン(アメリカ)

 1R、サウスポーのダナムは前に出てくるローゾンをパンチで迎え撃つが、ダナムは構わず前へ出てパンチを繰り出す。ダナムはワンツーでローゾンにガードを固めさせ、下からアッパーを突き上げる。残り20秒でローゾンはタックルに行くが、尻餅をついただけでダナムは立ち上がり、ラウンド終了間際にタックルで逆にテイクダウンする。

 2R、ダナムが左ハイをヒットさせ、前に出てくるローゾンに左アッパーを決める。ダナムはローゾンを押し込んでヒジを連打。手足のコンビネーションを駆使してローゾンの先手を取るダナムが優勢のままラウンドを終えた。

 3R、前に出るローゾンをストレート連打で迎え撃つダナム。さらにパンチから右ハイキックを見舞う。前には出るがあまり手が出ないローゾンにダナムはパンチのコンビネーション、ボディから顔面、アッパーも打つ。ローゾンはタックルに行くも防がれ、右ミドルキックをもらって表情が歪んだ。その後も前に出るローゾン、手足のコンビネーションをヒットさせるダナムという展開が続き、ダナムが判定勝ちした。

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