【蹴拳】松田玲奈がハイキックで鮮やかTKO勝ち「今後は倒す試合を見せたい」
蹴拳プロモーション
「蹴拳30」
2016年2月11日(木)東京・ディファ有明
▼第17試合 メインイベント 日韓国際戦 蹴拳女子インプレッションルール 51kg契約 3分3R延長1R
○松田玲奈(y-park/WBKF世界女子フライ級王者)
TKO 3R 57秒 ※右ハイキック
●イム・ソヒ(韓国/Namwon Jung Mumun gym/韓国キックボクシング51kg級王者)
松田はJ-GIRLSフライ級王座、蹴拳女子フライ級初代王座を獲得し、昨年12月にはシュートボクシングの強豪ロレーナ・クラインを破り、WBKF世界女子フライ級王座を獲得して現在3本のベルトを保持。世界王者になってから初の試合に臨んだ。
対戦相手のソヒは武術青少年国家代表、室内武道アジア競技大会銀メダルの実績を持ち、プロキックボクシング転向後は韓国女子フライ級王座を奪取。2014年4月、18歳の時に投げ・立ち関節技ありのシュートボクシングルールでRENAと対戦したことがある。
1R、ワンツー主体で攻める松田の得意技、右ストレートが早くもソヒの顔面を捉え、右ロー、左ボディブローもヒット。
ソヒはあまり動かず、松田が攻めてくるところをパンチと右の蹴りで迎え撃つ。
2R、松田がワンツーから左ボディブロー、左ミドル、右ローへとつないでいく。懸命にパンチを打ち返すソヒだが松田の勢いに押され、ローで一瞬棒立ちになるような場面が目立ち始める。
3R、ソヒが蹴りから思い切ったフックで前へ出るが、松田がすぐにペースを握る。コーナーへ追い詰めての左ボディブロー、右ローをクリーンヒットさせ、左前蹴りをボディに突き刺してダウンを奪う。最後は右ハイキックで倒したところでレフェリーストップ。鮮やかなフィニッシュを決めた。
「今日は倒すことをかなり意識していました」と、試合後の松田。1Rから右ローが効いていたが、ローではなく上体への攻撃で倒すことをテーマにしており、あえてローでは倒さなかった。さらにボディへの前蹴りでダウンを奪ったが、セコンドからは「もうボディはいい」とボディとロー以外で倒せと指示され、ハイキックで倒したのだという。
「今日で20戦目なので、もう結果が求められる立場です。見に来てくれるお客さんは判定勝ちでは面白くない。KOしてナンボだと思うので、倒す試合を今後は見せていきたいと思います。自分でも強くなったと思いますし、試合慣れしてきたので頭で考えながら試合が出来るようになってきました」と、今後は“倒す松田玲奈”を見せたいと意気込んだ。
【編集部オススメ記事】
・松田玲奈が世界タイトルを奪取
・蹴拳女子フライ級王座の初防衛戦
・KO勝ちで蹴拳女子フライ級王座を獲得
▼第15試合 蹴拳ムエタイ 日タイ国際戦 63.7kg契約 3分3R延長1R
○平野将志(インスパイヤードモーション/蹴拳ムエタイ・スーパーライト級王者)
KO 2R 2分30秒 ※左フック
●ペットナムエック・ワイズディー(タイ/Y’ZD)
平野は昨年10月、蹴拳王者となっての第一戦を迎えたがペットナムエックに判定負け。リベンジに燃え、タイ修行を行ってムエタイのビッグイベントである『MAX MUAYTHAI』にも出場して2連勝を飾っている。そして今回、早くもリベンジマッチのチャンスを得た。
1R、サウスポーの平野はローを多用し、ペットナムエックの軸足を狙う。さらにワンツーをヒットさせる。ペットナムエックは右ハイを多用しつつパンチを出すが、平野が防ぐ。
2R、いきなりスピードを速めたペットナムエックがパンチで前へ出て平野も打ち合うがペットナムエックが左フックでダウンを奪う。一気にパンチで仕留めにいくペットナムエック。
右のパンチをもらって下がる平野だが、左ストレートがカウンターでモロにヒット。ペットナムエックがグラついて後退し、平野が左フックでダウンを奪い返す。
ペットナムエックは立ち上がるも足元がフラついたまま。レフェリーが平野のKO勝ちを宣した。逆転KOに場内は大いに盛り上がった。
【編集部オススメ記事】
・平野vsペットナムエックの初対決
・平野が蹴拳王座を奪取
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