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【ムエタイ】福田海斗、ルンピニー1位に敗れる

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2016/05/03(火)UP

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前蹴りで前進を阻まれる福田(左)。ボディを効かされてダウンを喫した

「スック ダーウルンユッタハッティ」
2016年5月3日(火)タイ・スパンブリー県特設シリプラジャン・スタジアム

▼メインイベント 3分5R
○ペットスパン・ポー・ダーオルンルアン(タイ/ルンピニースタジアム認定ライトフライ級1位、ラジャダムナンスタジアム同級6位、タイ国プロムエタイ協会同級5位)
判定3-0
●福田海斗(キング・ムエ/タイ国プロムエタイ協会フライ級王者、ラジャダムナンスタジアム認定フライ級7位、ルンピニースタジアム認定フライ級8位)

 ムエタイの本場タイで史上初・日本人初の快挙を次々と達成している高校生ムエタイファイターの福田が、5月3日(火)タイ・スパンブリー県で開催されたムエタイ興行『スック ダーウルンユッタハッティ』に出場し、現ルンピニーライトフライ級1位、ラジャダムナン同級6位、タイ国プロムエタイ協会同級5位のペットスパンと対戦、第2Rにパンチでダウンを奪われ判定負けを喫した。

 ペットスパンの地元であるスパンブリー県にて、同興行のフライ級タイトルマッチとして行われたこの試合。サウスポーのペットスパンに対し序盤から福田は右ミドル、右ストレートで積極的に攻撃を繰り出す。試合当日の計量3回目で何とかクリアしたものの、スタミナに難があるペットスパンはじっくりと様子を伺う展開。

 2Rに入り、福田陣営はペットスパンの省エネ戦法を打ち破るべく積極的な攻撃を指示。その指示通り早くも首相撲勝負に出る福田。ペットスパンもベテランらしいテクニックで応じるものの、嫌なそぶりを見せる。

 しかし、前に出る福田に対し、カウンターのボディストレートがクリーンヒット。苦しい表情を浮かべる福田を見逃さずパンチで一気に攻め込むペットスパン。パンチの連打でなぎ倒されるように福田がダウンする。カウント8で立ち上がったものの、ダメージが残る福田をペットスパンが猛然とラッシュ。ここでラウンド終了のゴングが鳴り、福田はゴングに救われた形だ。

 後がなくなった福田は3Rから猛然とラッシュを仕掛けるが、ペットスパンは早くも距離を取り始める。福田が組んでもがっちりとロックし、攻防をさせない。時折タイミングよく繰り出すカウンターの左ミドル・左ストレートも決まり、4Rからは逃げ切り体勢。

 ここでようやく福田のヒザが当たるようになり、陣営も盛り上がりを見せる。ペットスパンはスタミナ切れか、手数がさらに減りロープを背負う展開。しかしながらベテランのうまさか、要所要所で左ミドルをタイミングよく決めリードを守る。

 最終Rも時折福田のパンチがクリーンヒットするものの逆転には至らず、福田の判定負けとなった。

 全て現役ランカーが相手とはいえ、福田はここに来て3連敗。トップレベルの選手を相手にタイ本国で勝ち続けることの難しさをまざまざと見せつけられる形となった。次回6月には現役オムノーイスタジアム王者ペットムアンチョンとの試合が決まっている。

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