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【ムエタイ】東福岡高3年・石井一成、ラジャダムナンでの再戦で圧勝

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2016/05/08(日)UP

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右ハイクリーンヒットさせた石井(左)。ペットエーク(右)との再戦を制した

「スックラジャダムナン・スーパーファイトPPTV」
2016年5月8日(日・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム

▼第7試合 メインイベント 110ポンド契約
○石井一成(エクシンディコンジムJAPAN/東福岡高等学校3年在学)
判定
●ペットエーク・ソーサクナリン(タイ)

 現在、東福岡高等学校(3年生)に在学しており、学業とタイ遠征の両立を図っている石井は3月21日にサラブリ県で快勝したが、後の4月13日ラジャダムナンスタジアムでのネオナー戦で判定負けしており、再起戦となる。

 今回のテレビマッチの相手は3月21日にサラブリ県の草ムエタイで快勝したペットエークとの再戦となった。

 前回の草ムエタイのリングはラジャダムナンよりもひとまわり小さかったためか、両選手の距離も詰まり、石井の得意なパンチや蹴り数で圧勝できたが、このラジャダムナンのリングはある程度の広さがあるため、石井がどのような間合いを取るかが注目された。

 初回、石井は前回戦った時と同様にジャブからのローキックの連蹴り。そして早くもペットエークのこめかみに右ハイキックをヒットさせる。だが2Rに入り、ペットエークもすばしっこく後ずさりしながら、石井にミドルキックを見舞っていく。

 このペットエークのミドルキックは一発で効かす様な破壊力はないものの、これをしっかりカットしなければ試合ペースを奪われていくような厄介な蹴り数だった。

 それでも石井のローのヒット数が止まないため、3Rに入りペットエークは首相撲に移行してきた。ここからペットエークのしつこいヒザ蹴り連打に、石井も一瞬ペースを奪われていくのか、という流れにあったが石井はこれを捌きで回避し、パンチのラッシュを叩き込む。

 4R、ペットエークは必死に組んで来ようとするが、石井は左フック・右ストレートを決めると、ペットエークが一瞬腰を落とす。レフェリーはこれをスリップとしカウントは数えなかったが、ジャッジや観衆に石井の優勢ぶりを印象付けた。

現在福岡東高校3年生の石井(左)。右は同じくタイ遠征を行った同校1年生の古村光(右)

 5Rに入り、挽回しようと前に出るペットエークに石井は顔面前蹴りを決めるなど、ペットエークの闘志までも奪い圧倒。試合は石井の判定勝利となった。試合後、石井は「今回のペットエークは、前回やった時より蹴りも早く重く、対策されている様な感じでやりづらさはありましたが、終始ポイントが取れたので良かったです。
課題はたくさんありますがメインで勝利できたことは自分にとって大きな自信になりました。これからも勝ち続けるように頑張ります」とコメントしている。

 なお、次戦は6月19日に名古屋でタップナー・ソーワリッサターと対戦予定。

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Photo & Text 早田寛 Hiroshi Soda

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