【UFC】ルイスが4Rに爆発、米露ヘビー級ランカー決戦をTKOで制す
UFC
「UFC Fight Night -LEWIS VS ABDURAKHIMOV-」
2016年12月9日(金・現地時間)アメリカ・ニューヨーク州アルバニー タイムズユニオンセンター
▼メインイベント ヘビー級 5分5R
○デリック・ルイス(アメリカ/UFCヘビー級10位)
TKO 4R 3分42秒 ※レフェリーストップ
●シャミル・アブドゥラヒモフ(ロシア/UFCヘビー級15位)
ヘビー級ランカー対決となったメインイベント。“ブラック・ビースト”の異名を持つルイスは、7月にUFCの人気者ロイ・ネルソンを破り、現在4連勝中と勢いに乗っている。対するアブドゥラヒモフも現在2連勝中と好調。ランキング上位進出を狙う両雄が激突した。
1R、ルイスの左ハイに合わせてアブドゥラヒモフが組み付きテイクダウン。サイドポジションからアームロックを仕掛けるが、ルイスは腕を抜いて立ち上がる。アブドゥラヒモフがしつこく組み付くと、ルイスはケージを背に堪える展開が続く。しかし、膠着するといったん離れた両者。アブドゥラヒモフはルイスの左ローをキャッチすると、そのまま押し込みテイクダウン。ケージ際でマウントを奪ったところでラウンド終了を迎えた。
2R、組み合いから膠着するとレフェリーが両者を引き離すが、試合が再開されると再び組み合いとなり場内からブーイング。しかし、再び離れると、ルイスの右ミドルに合わせてアブドゥラヒモフが一気に押し込みテイクダウン。ルイスは下から足関節を仕掛けて応戦する。アブドゥラヒモフが足を抜いて両者スタンドの状態に戻るが、ルイスは再びテイクダウンを許してラウンド終了。攻防の中でダメージがあったのか、インターバル中にルイスはしきりに右目を気にする。
3R、リングを回り込みながら距離を取るアブドゥラヒモフ。ルイスは間合いを詰めてパンチを繰り出すが、空振りさせたところでタックルからテイクダウンを奪われる。残り1分に差し掛かったところで、レフェリーが両者をスタンドの状態に戻して試合再開。終了間際には距離を取り続けるアブドゥラヒモフにレフェリーが注意を与える。
4R、アブドゥラヒモフが蹴りをキャッチしてテイクダウンを試みるが、ルイスが堪えて組み合いに。ルイスはアブドゥラヒモフを突き放すと、パンチを繰り出しながら間合いを詰める。すると今度はルイスが組み付き、アブドゥラヒモフを抱え上げてようやくテイクダウンに成功。
我慢の展開が続いていたルイスは、これまでの鬱憤を晴らすかのように上からパンチの連打を落とす。そのままマウントポジションを奪取し、容赦無く拳を何度も振り落としたところでレフェリーが試合を止めた。
勝利を収めたが笑みすら浮かべないルイス。マイクを向けられると、「自分にとって最悪な試合の一つになってしまったよ。自分のパフォーマンスに全く満足していない。もっと良いパフォーマンスが出来ると思っていたが、とても落胆している」と自身のパフォーマンスを悔やんだ。
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・デリック・ルイスvsロイ・ネルソンの試合レポート
▼セミファイナル ヘビー級 5分3R
○フランシス・ガヌー(フランス/UFCヘビー級12位)
一本 1R 1分57秒 ※アームロック
●アンソニー・ハミルトン(アメリカ)
カメルーンからフランスへ渡った移民であるガヌー。高い身体能力を武器に、2013年のプロデビューから9戦8勝1敗の好戦績を収めており、勝った試合は全てKO・TKOか一本勝ち。UFCには昨年12月に参戦を果たし、3戦連続KO・TKO勝ちと絶好調だ。今大会では強打者ハミルトンを相手にUFC第4戦目を迎えた。
1R、お互いに相手の出方をうかがう展開からガヌーは右ロー。これをキャッチしたハミルトンはそのまま突進して押し倒すが、ガヌーは素早く体を起こしてそのまま立ち上がる。ハミルトンが背後からしつこく組み付き、ガヌーはケージに押し込まれるがここでアームロック。逃れようとしたハミルトンが倒れると、ガヌーはヒザで腹を押さえつけてさらに捻り上げた。これが極まってハミルトンはたまらずタップした。
勝機を逃さずしっかりと極めたガヌーが4連勝を飾った。これで、唯一の黒星となっている2013年12月のプロ第2戦目以降、ガヌーは連勝記録を8に伸ばした。
PHOTOS=Zuffa, LLC (c) /GettyImages (c)
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