【レスリング】土性沙羅が全日本6連覇達成、最優秀選手に
「天皇杯 全日本レスリング選手権2016」
2016年12月23日(金)東京・代々木第二体育館
・女子フリースタイル69kg級 決勝
リオ五輪後、初の全日本となった今大会、リオ五輪で69kg級金メダリストの土性沙羅(22=至学館大)は初戦を11-0と圧勝、続く準決勝もフォール勝ちと、相手に1点も取らせず勝ち上がってきた。決勝は今年の全日本選抜2位で今年のインターハイ優勝と伸び盛りの森川美和(17=安部学院高)。
開始早々、土性が得意のタックルからバックを取って2点を先制する。森川が負けじと2度にわたって積極的にタックルで土性を攻めるもかわされ上から潰される。立ち上がって探り合いから土性がタックルに入りバックを奪って2ポイントを追加し、4-0で第1ピリオドを終了する。
第2ピリオドでは土性がスタンディングのまま上からガブりながら潰してテイクダウン、バックを奪って更に2点追加。森川は1点でも奪おうとタックルに入るも、土性がうまくタックルを切りバックを奪い2点、そのままローリングで森川を横へ転がし更に2点追加となり10-0、この時点で10点差となり土性のテクニカルフォール勝ちで試合終了。土性が全日本6連覇を達成。今大会の最優秀選手にも選ばれた。
試合後のインタビューで土性は「オリンピックチャンピオンとしてのプライドを持って、絶対点を(相手に)やらないように、差があるんだぞと言うぐらいの気持ちで挑みました」と無失点達成を目指した上での優勝だったとコメントした。
また女子フリースタイル58kg級では、リオ五輪 63kg級金メダリストの川井梨沙子(22=至学館大)が本来の階級である58kg級に落とし出場し、昨年に引き続き連覇を達成した。
男子フリースタイル61kg級ではリオ五輪57kg級でノーマーク選手とされながら快進撃で銀メダルを獲得した樋口黎(20=日本体育大)が決勝で第1ピリオド2分で10-0の差をつけテクニカルフォール勝ちで優勝。昨年の57kg級の優勝に続き2度目の優勝を果たした。
なお、グレコローマン59kg級決勝でリオ五輪銀の太田忍(22=ALSOK)が今年11月に行われたレスリングの国際大会であるゴールデンGP優勝の文田健一郎に(21=日体大)に残り1秒でバックを取られ逆転負けを喫した。文田は初優勝を飾った。
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