【ムエタイ】18歳の王者・石井一成、強烈ヒジ打ちTKOで連勝飾る
ペッティンディープロモーション
「true4Uムエマウスワンスック」
2017年1月27日(金・現地時間)タイ・バンコク ランシットスタジアム
▼第1試合 111ポンド契約
○イッセイ・ウォーワンチャイ(=石井一成/エクシンディコンジムJAPAN)
3R TKO
●チャイモンコン・スックソイジム(タイ)
タイで人気のムエタイ・テレビマッチ『true4U』に、東福岡高等学校(3年生)在学中のPhumpanmuangミニフライ級王者・石井一成(エクシンディコンジムJAPAN)が出場した。
学業とタイ遠征の両立を図る石井。前回のテレビマッチでは対戦相手を強烈なローキックでマットに沈め、5試合連続となるKO勝ちを収めると、True4Uフライ級3位まで上り詰めた。
その活躍から石井は当初、ディーゼルレックとのTrue4Uフライ級王座決定戦に臨む予定であった。しかし、2月2日に行われるビックマッチで、ディーゼルレックの起用が決まってしまったため、通常の試合に変更となった。石井陣営としては残念なことだが、毎日興行が行われている現地のムエタイでは、主催者側からの急な変更も多く致し方ないところ。
そんな石井が今回対戦することになったチャイモンコンは、バンコク出身の21歳で61戦46勝という好戦績を収めている。この先に再び組まれるであろうTrue4Uフライ級王座決定戦に向けて、落とせない一戦となった。
試合は1R、互いに探り合いの間合いであったが、石井は右ローがヒットし始めるとさらにパンチの距離へと詰め寄った。2Rに入ると、石井のローに対しチャイモンコンがミドルキックで応戦。石井はチャイモンコンの蹴りに合わせてパンチを打ち込む。相手の蹴りにパンチを合わせる行為は判定時には不利になってしまうが、チャイモンコンの顔面にもろにヒットする場面もあり、KO決着を予感させた。
3R、パンチの距離をつかんだ石井は、ここからさらに距離を詰めた。チャイモンコンのミドル、テンカオも数を増す。ここで、セコンド陣からの「ボディーを打て」という声に反応した石井は、敏速にボディーフックを見舞う。するとチャイモンコンのガードが一瞬下がり、石井はそこを見逃さなかった。
さらに打撃の数を増して一気に距離を詰めると、チャイモンコンは石井の速いパンチを避けきれず、最後は右ヒジ打ちをアゴにくらって崩れ落ちた。レフェリーはカウントの途中で試合を止め、石井のTKO勝ちとなった。
急な対戦相手の変更にもかかわらず、石井は1Rから距離を詰めて、攻撃を上下に散らしたところでボディー打ちという突破口を見出しての勝利。連続KO・TKO記録はこれで6回となった。次戦は今のところまだ未定だが、そろそろTrue4Uのタイトル挑戦といきたいところだ。
試合後、石井は「今回の試合はパンチで倒そうという気持ちが前面に出てしまい、得意のローキックが少なかったのが反省点です。
また2月に試合が決まりそうなのでその試合までに修復し、7連続(KO・TKO)を狙います! 今年スタートの試合がKOで勝てて良かったです。応援してくれた方々ありがとうございました!」と勝利の喜びを語った。
Photo & Text 早田寛 Hiroshi Soda
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