【シュートボクシング】延長戦の末に水落がKOでMASAYAを返り討ち
シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING 2017 act.1」
2017年2月11日(土)東京・後楽園ホール
▼第9試合 メインイベント 65.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
○水落洋祐(はまっこムエタイジム/WPMF世界ライト級暫定王者)
KO 延長R 2分36秒 ※左フック
●MASAYA(シーザージム/S-cup65kg世界トーナメント準優勝)
※本戦の判定は三者とも48-48
両者は2015年12月にSBのリングで対戦し、両者一歩も譲らない打ち合いを繰り広げ、右ストレートでダウンを奪った水落が判定で勝利している。MASAYAは昨年11月に開催されたシュートボクシング世界トーナメント『S-cup』で準優勝を果たし、満を持して水落にリベンジ戦を挑んだ。
1R、お互いに右ローを蹴りながら、水落は右ストレートと左フック、MASAYAは右ミドルを蹴る。
ショートで水落がパンチを当てていく中、MASAYAはハイキックを何度も狙う。
2R、MASAYAの蹴り足をキャッチしては強烈なボディブローを叩き込む水落。左右ボディはもらいながらも顔面はガッチリとブロックするMASAYAはハイキック狙い。単発で終わりがちなMASAYAに対し、水落は連打&ローを当てていく。手数と勢いは水落。
3R、パンチを上下に打ち分け、ローも蹴る水落にMASAYAは下がりながらもパンチとミドルを返し、ハイを狙う。しかし、水落の手数は全く止まらない。お互いに強い右ローを蹴り合う消耗戦となり、パンチも出し合う。MASAYAの技の回転力が上がって来た。
4Rもパンチを出して前に出るのは水落。ローを蹴り合い、MASAYAもバックハンドブローで応戦するが、水落の手数が止まらない。
単発で終わるMASAYAに上下へ打ち分け、複数のパンチを返していく。しかし、MASAYAの強烈な左ミドルがヒットすると、水落の動きが鈍った。
5R、左右のミドルとローを蹴るMASAYAに水落はパンチを出しながらの前進。MASAYAが蹴りを連発してペースを握ったかに
思えたが、残り1分を切ったところで水落が右フックをクリーンヒット。一気にパンチで前に出る水落。ロープを背にしたMASAYAも必死の応戦。打ち合いが繰り広げられる中、本戦は終了した。
判定はジャッジ3名が48-48でドロー。延長戦へ突入する。延長戦もパンチを上下に打ち分けて前へ出る水落。MASAYAも打ち、蹴り返すがスタミナの落ちない水落の圧倒的な手数に防御に回る場面が目立つ。残り40秒を切ったところで水落の左右フックが連続ヒットし、最後は左フックでMASAYAは力尽きるようにダウン。
何とか立ち上がったMASAYAだが、足元がフラつき再び倒れる。ここでレフェリーが水落のKO勝ちを告げた。気迫の猛攻を見せた水落がMASAYAを返り討ちにした。
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▼第8試合 セミファイナル SB日本スーパーウェルター級タイトルマッチ エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
○北斗拳太郎(ボスジムジャパン/J-NETWORKスーパーウェルター級王者、SB日本スーパーウェルター級1位/挑戦者)
判定3-0 ※49-48、50-49、49-48
●坂本優起(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級王者)
※北斗が新王座に就く。坂本は2度目の防衛に失敗。
両者はノンタイトル戦でこれまで2度(2015年8月と2016年2月)対戦し、僅差の判定ながらいずれも北斗が勝利を収めており、今回満を持してタイトル戦として3度目の対戦が行われることになった。
挑戦者の北斗は『北斗の拳』の主人公ケンシロウになりきる“なりきり格闘家”として知られる。
1R、お互いにジャブ&ローからスタート。北斗の右フックをもらうと坂本が右ストレートを返して打ち合いに。坂本が積極的にパンチを繰り出して北斗をロープ際まで追い込む。北斗のパンチをもらっても怯まずに前へ出る坂本。
2Rになると北斗は強い右ローを狙い撃ち。坂本は蹴られても右ストレートで前へ出て行く。お互いにアッパーを繰り出し、右ストレートを打ち合う。北斗の勢いが増してきたように見える。
3Rは右ローの蹴り合いから。北斗のジャブがタイミングよく入ると坂本は打ち合いに出て北斗も応える。北斗はパンチとヒザでボディを攻め始めるが、北斗の左ストレートをもらった坂本がすぐに右ストレートを打ち返し、打ち合いに持ち込む。首相撲になると北斗が強さを発揮し、坂本を抑え込む。
4R、坂本がロー、右ストレート、左ミドルを連続ヒットさせるが、北斗も打ち返してコーナーへ追い込む。
アームロックを狙った坂本だがこれは失敗。坂本はジャーマンスープレックスにもトライしたが、これも不発に終わる。
5R、パンチの打ち合いで両者一歩も退かない。しかし、首相撲になると北斗がパワーで抑え込む。坂本はショートのアッパーとフックで応戦し、右ストレートをヒット。押し込んでくる北斗へワンツーを叩き込む。打ち合いになると坂本がワンツーを当て、北斗は当たりは浅いが右ハイキック。
勝敗は3度目も判定に持ち込まれ、判定3-0で北斗が勝利。雄たけびをあげる北斗に対し、坂本は茫然とその場に立ち尽くした。
北斗はマイクを持つと、「今日はこのような素晴らしい戦いを設けていただき、シーザー老師、SBの関係者の皆様、非常に感謝している。SBの掟は俺が守る」と最後までケンシロウに成り切っていた。
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