【ボクシング】藤本京太郎がTKO勝ち、ヘビー級三冠王に
角海老宝石ボクシングジム
「ヘビー級Wタイトルマッチ」
2017年5月8日(月)東京・後楽園ホール
▼OPBF東洋太平洋ヘビー級タイトルマッチ&WBOアジアパシフィックヘビー級王座決定戦 3分12R
〇藤本京太郎(角海老宝石/WBO同級13位、OPBF東洋太平洋ヘビー級王者)
TKO 9R 1分22秒 ※セコンドからのタオル投入
●ヘルマン・パーセル(オーストラリア/OPBF同級1位/挑戦者)
※藤本がOPBF王座を初防衛、WBO新王座に就く。
藤本はK-1から日本人初のヘビー級世界王者を目指して2011年にボクシングに転向。2013年7月に第2代日本ヘビー級王座に就くと3度の防衛に成功し、2017年1月にはOPBF東洋太平洋ヘビー級王座も獲得。今回の試合はOPBF王座の初防衛戦であると共に空位となっていたWBOアジアパシフィックヘビー級王座決定戦を兼ねることとなった。
挑戦者のパーセルは17戦12勝(6KO)5敗の戦績を持つサモア出身の22歳。現在5連勝と勢いに乗っている。
1Rはジャブの打ち合い。パーセルは大きな右フックを時折出すも、藤本がフットワークでかわす。2Rは藤本がパーセルにパンチを出させて右ストレートをヒット。3R、4Rも藤本がしっかりとジャブを命中させ、フットワークで動きながらワンツーからの左フックを繰り出す。
しかし5R、ロープを背負ったところでパーセルの強烈な左フックが藤本を直撃。クリンチとフットワークで難を逃れた。6Rは藤本が右ストレート、左フックをヒットさせてペースを取り戻したかに見えたが、またもパーセルの右フックがビッグヒット。藤本はフットワークを使って離れる。
7R、藤本はジャブをしっかり当てながらワンツー、左フックを何度も命中させるが、パーセルは思い切り左右フックを振り回しに来るため油断はならない。8Rは藤本が左右に細かく動いて相手に的を絞らせず、フックをかわしての右ストレートが冴える。
オープンスコアが発表され、ここまででジャッジ2名が77-75、1名が78-74でいずれも藤本。9Rが始まるとパーセルの動きはだいぶ鈍り、藤本の連打がたびたび決まるとパーセル側のセコンドからタオルが投入された。
OPBF王座の初防衛成功、そしてWBOアジアパシフィックヘビー級王座獲得、保持している日本ヘビー級王座とヘビー級三冠王になった藤本だが、試合内容については反省しきり。
「こんなんじゃダメだ。ベルト3本も巻くのに情けない。相手の変なリズムにやられてリズムを合わせてしまった。ワンツーはいいのが入ったけれど、倒せないと。すべてがダメだった。反省して頑張ります」と、パーセルに殴られて痛めたという腰をさすりながらコメントした。
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