【ボクシング】村田王座奪取ならず、判定に泣く
帝拳プロモーション
「ボクシングフェス2017 トリプル世界タイトルマッチ」
2017年5月20日(土)東京・有明コロシアム
▼WBA世界ミドル級タイトルマッチ 3分12R
○アッサン・エンダム(フランス/WBA世界同級暫定王者)
判定2-1 ※116-111、110–117、115-112
●村田諒太(帝拳ジム/WBA世界同級2位)
村田がついに世界挑戦の時を迎えた。五輪金メダリストの世界挑戦は1968年7月の桜井孝雄以来49年ぶり2度目、成功すれば初の快挙となる。
1R、ジャブを突くエンダム。手数が多いが村田はしっかりとブロック。終盤村田は右ストレートを一発。
2R、村田はガードを固め続けるが、エンダムはジャブと右のパンチをガードの上からヒットさせるが効果に乏しい。
3R、村田は右ボディストレートを軸に手数をやや増やす。エンダムは回りながらジャブを突き続け、時折ワンツーを放つ。
4Rも村田の周りをエンダムが回り、中盤リング中央で打ち合い。エンダムのアッパーが村田の顎を跳ね上げる場面も。だが残り30秒、村田の右がカウンターで入り、エンダムがダウン。
5R、ダメージの残るエンダムを村田が追う展開。村田の右ストレートでエンダムの腰が落ちる。
6Rからプレッシャーをかける村田、ジャブを突きながら逃げるエンダムの展開が続くが、8Rになるとエンダムもダメージが抜けて来たのか地に足が着き手数を出し始める。
9R、エンダムはボディ・顔面とパンチを散らすが、村田はジャブの単打でもエンダムをぐらつかせる。村田の右ストレートはガードの上からでもエンダムを吹き飛ばす。
10R、11Rとジャブを突き足を使い続けるエンダム。村田とのパンチ力の差は大きく、クリンチを使いながら巧みに打ち合いを避ける。
12R、エンダムは回ってジャブを中心に出すが、村田も強打ではあるが攻撃は単調でエンダムを捉えることは出来なかった。
判定は2-1でアッサン・エンダムが勝利。村田はダウンを奪い、後半のラウンドはところどころでダメージを与えていたものの、エンダムはクリンチで逃げ村田の追い込みを防いだ。しかしエンダムの3R目までと8R以降の手数、ヒット数が村田を上回り、そちらの方がポイントとして上回ったようだ。
村田は竹原慎二以来のミドル級世界王者とはなれなかった。
●編集部おススメ記事
・比嘉が日本人初の全試合KO勝利で世界王座奪取
・拳四朗が世界王座奪取、ライトフライ級4団体で日本人が王座独占
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】