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【レスリング】57kg・高橋侑希が世界王者に=フリースタイル36年ぶり金

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2017/08/27(日)UP

「2017年レスリング世界選手権」
2017年8月21-26日 フランス・パリ

57kg級で高橋侑希(右)が期待通り優勝。フリースタイルの世界選手権優勝は1981年以来で、36年ぶりの快挙

 21日にフランス・パリで開幕したレスリング世界選手権が26日に全日程を終了。5日目と6日目はフリースタイルが行われ、日本から8選手が出場。25日には日本が得意とする最軽量57kg級で高橋侑希(23=ALSOK)が期待通り世界王者になった。

 フリースタイルの世界選手権優勝は1981年以来で、36年ぶりの快挙。オリンピックを含めれば2012年ロンドン大会の66kg級・米満達弘以来。グレコローマンの文田健一郎(21=日体大)、女子の須崎優衣(18=JOCエリートアカデミー・安部学院高)と合わせて、3スタイルの最軽量級全てで日本が優勝するという好成績だった。

藤波(左)は3位決定戦でテクニカルフォール勝ち。銅メダルを獲得

 26日は日本レスリング界の期待の星、70kg級の藤波勇飛(21=山梨学院大)が初出場で銅メダルを獲得。準々決勝で昨年の世界3位のモスタファ・ホセインハニ(イラン)を残り数秒での大逆転勝ちで会場を沸かせたものの、準決勝で惜しくも敗れ、3位決定戦に。銅メダルをかけた戦いで2015年U23欧州王者をテクニカルフォールで破り、世界にフジナミの名を刻み、今後の活躍を期待させた。

57kg級で世界王者となり金メダルを手にする高橋侑希(左から2人目)

 日本の獲得したメダルは金6、銀1、銅2の9個。男子の両スタイルで世界王者が誕生したのは1970年以来47年ぶり。日本が3スタイル全てで世界王者を輩出し、これは日本レスリング史上初、と、記録更新づくしの世界選手権となった。また、フリースタイルは国別対抗得点で6位となり、W杯の出場権を獲得した。
(写真・文=パリ 保高幸子)

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