【ADCC】ギャビ・ガルシアが寝技世界一決定戦で優勝
9月22日~24日(金~日・現地時間)フィンランド・ヘルシンキにて開催された『ADCC SUBMISSION FIGHTING WORLD CHAMPIONSHIP 2017』(以下ADCC)。
ADCCは2年に一度、世界中からMMA(総合格闘技)、ブラジリアン柔術、レスリング、サンボなどのトップファイターを招聘し、高額の賞金が懸かった階級別トーナメントで優勝を争う。ルールは打撃を禁止した組み技限定ルール(サブミッション・レスリング=レスリングに関節・絞め技を加えたもの)で、寝技での攻防が主体となるため「寝技世界一決定戦」と呼ばれている。
同大会の女子60kg以上級に出場したギャビ・ガルシア(31=ブラジル)は、1回戦で2015年3位アマンダ・サンタナ(アメリカ)と対戦。試合開始と同時にギャビが勢いよく前に出ると、サンタナは自ら寝技に持ち込み下からの腕十字、足関節技と積極的に攻めていったが、ギャビはこの攻めをしのぐと逆に足首固めを極めて一本勝ち。
準決勝では2015年準優勝のジェシカ・オリヴェイラ(ブラジル)にはポイント差で勝利。2015年の準決勝でギャビは番狂わせでオリヴェイラに敗れており、リベンジを果たしたことになる。
決勝では2011年世界柔術選手権優勝タリタ・ノゲイラ(31=ブラジル)と対戦。ノゲイラは今年8月、アメリカでUFCに次ぐMMAプロモーションである『Bellator』に参戦した、MMA(総合格闘技)で7戦全勝の戦績を持つ女子ファイター。ギャビもMMAで4勝1無効試合と無敗であり、MMA無敗同士の決勝となった。
しかし、ギャビは身長186㎝・体重95kg、ノゲイラは178㎝・66kgと両者の間には圧倒的な体格差。ギャビはノゲイラの首に手を掛けると手前に引き倒し、寝技に持ち込む。上から両足で相手の身体を挟み、相手の腕を真っすぐに伸ばしてヒジ関節を極めると(ストレートアームバー)試合開始から1分30秒足らずで一本勝ちを収め、2015年大会で3位に終わった雪辱を晴らした。
なお、ワンマッチ(スーパーファイト)で1998年3月15日に開催された『PRIDE.2』以来、約20年ぶりにヘンゾ・グレイシー(50=ブラジル)と対戦した菊田早苗(45=GRABAKA) は、ポイント差で敗れた。
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