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【ISM】カールゴッチ杯で46歳の桜井隆多が優勝

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2017/10/21(土)UP

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マウントパンチをプロレスラーの鈴川に叩き込む桜井

コーラルゼット
「INOKI ISM.2 ~アントニオ猪木『生前葬』~」
2017年10月21日(土)東京・両国国技館

▼セミファイナル カール・ゴッチ杯2017決勝戦 5分2R延長1R
○桜井隆多(46=R-BLOOD/第2代DEEPミドル級王者)
一本 1R 2分32秒 ※肩固め
●鈴川真一(34=フリー)

電車道で桜井を押し込む鈴川

 カール・ゴッチ杯2017の4人トーナメントの決勝戦で桜井が、“ヒョードルを破った男”鈴川を1R2分32秒、肩固めで破って優勝した。

 桜井は第2代DEEPミドル級王者。DEEPを中心に活躍するベテランMMA(総合格闘技)ファイターだが、元々はプロレスラーを目指して23歳の時にカール・ゴッチに弟子入りした経歴を持つ。

 対する鈴川は元大相撲力士で、四股名(しこな)は“若麒麟真一”(わかきりんしんいち)。現在はプロレスラーとして活躍し、TVの“ガチ相撲“でヒョードルを破った経験を持つ。

かつて新日本プロレスで行われていたカール・ゴッチ杯の歴代優勝者たちがプレゼンターに。左2人目から藤波辰巳、桜井、魁勝司(かい・しょうじ。本名の北幹之〈きたざわ・もとゆき〉で後にリングスのレフェリーも務めた)、藤原喜明、ジョージ高野(ザ・コブラ)

 桜井は1回戦でプロレスラーの“brother”YASSHI (京都カス野郎プロレス)を2Rにチョーク・スリーパーで破って決勝進出。鈴川は1回戦で、今年7月に行われた『INOKI ISM.1』の異種格闘技戦トーナメントでノブ・ハヤシらを破って優勝したヂエゴ安楽(ブラジル/グレイシーバッハ姫路)と対戦し、1Rに肩固めで勝利して決勝進出した。

 試合開始直後、鈴川は蹴りを放ちながら前に出て、“電車道”のごとく寄り切ってコーナーに押し込むが、桜井は倒されずヒザ蹴り。ブレイク後、パンチの打ち合いからグラウンド勝負になり、桜井がマウントを奪ってパウンドを叩き込む。そしてサイド・ポジションに移行し、肩固めをガッチリ極(き)めると、鈴川はたまらずタップ。

 桜井が2試合とも一本勝ちで優勝し、総合57戦目の大ベテランの貫録を見せた。

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