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【極真会館】残り1秒で技あり、高橋佑汰が涙の初優勝

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2017/11/04(土)UP

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高橋(右)が顔面前蹴りで荒田(左)から技ありを奪った

▼男子準決勝第1試合
〇高橋佑汰(24=東京城北支部)
判定5-0
●荒田昇殻(30=千葉県中央支部)

 昨年と同じ組み合わせとなった準決勝。前回は高橋が胴回し回転蹴りで技ありを奪って勝利している。

 高橋が軽快なステップからの後ろ回し蹴りを繰り出すと、荒田は前進して突きの連打と下段回し蹴り。離れると高橋の右上段回し蹴りが襲う。前に出る荒田に高橋の上段前蹴りがヒットして技ありに。

 突きと下段で前へ出て攻める荒田だが、高橋も打ち合い、両手で押し、ステップを使って離れるなど荒田に連打を許さない。前に出て攻めまくる荒田だが高橋を捕らえることが出来ず、判定5-0で高橋が2年連続の決勝進出を決めた。


鎌田(左)が上田(右)に前蹴りを突き刺す

▼男子準決勝第2試合
〇鎌田翔平(30=東京城西支部)
判定5-0
●上田幹雄(22=横浜北支部)

鎌田(右)が今回多用した相手の足を後ろから刈るような足掛け技

 こちらも昨年と同じ組み合わせとなった準決勝。これまで両者は2度対戦し、初対戦は鎌田が一本勝ち、2度目は鎌田が技ありを奪っての判定勝ちと強さを発揮している。上田は準々決勝の相手ゴテルジ・カパナーゼが棄権したため、準々決勝を戦わずしての準決勝進出。

 開始早々、鎌田が足掛けで転倒した上田に残心を示して技ありを奪う。上田は一発に懸けたか、狙いすました右上段回し蹴りを放ったが、残心を示せず技ありにはならない。上田はほとんど攻めることなく、判定5-0で鎌田が決勝進出を決めた。

 試合後、上田は転倒した際に左肩を脱臼していたことが判明。ドクターストップで3位決定戦を棄権した。

次ページ:高橋vs南原、荒田vsイエロメンコ、鎌田vsザリヤンの準々決勝

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●編集部オススメ

・2018年から新ルール導入。顔面寸止め有効の五輪空手対応ルールと現行ルールの2本立てに

・昨年の全日本大会:11年ぶり日本人同士の決勝を鎌田が上段回し蹴りで制して初優勝

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