【クンルンファイト】年内引退の宮越が粘り勝ち
「KUNLUN FIGHT 67」
2017年11月12日(日・現地時間)中国・海南
第3試合の70kg級トーナメント・リザーブファイトに宮越宗一郎(拳粋会)が出場。宮越は若手で伸び盛りのフア・シュー(中国)と対戦した。戦績も41勝1敗と文句ない相手だったが、序盤からプレッシャーをかけながら攻めたシューは3Rにスタミナが切れ、そこで攻め込んだ宮越が優勢に。宮越が4-0で判定勝ちした。
宮越は年内での引退を宣言しており、最後は元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者T-98との対戦を望んでいたが、これが最後の試合となるかもしれない。
日本から8月に健太(E.S.G)と大和侑也(大和ジム)が参戦した66kgトーナメントが同日決勝まで行われた。
準々決勝での注目カードだったペッタノン・バンチャメーク (タイ)vsイリアス・ブライド(ベルギー/モロッコ)は壮絶な打ち合いになり、イリアスがダウンを奪ったあと、ペッタノンが3Rにヒジやミドルで反撃。しかしダウンは奪えず、イリアスが勝利するもダメージがひどく準決勝を棄権した。
準決勝は、ダヴィッド・メイア (コロンビア)vsヤン・ジョー(中国)と、リザーブのパン・ジャユン(中国)vsシンダム(タイ)で行われ、本命のシンダムはパンの独特な動きに苦戦しながらも決勝進出、
一方ジョーは順当に決勝へ駒を進め、決勝では最後にスタミナが切れて動きが鈍ったシンダムが僅差の2-0で敗れ、初戦を健太と戦ったヤン・ジョーが初の66kgトーナメントで優勝した。
また、64人で始まった70kgトーメントのべスト4入りをかけた4試合も開催され、セルゲイ・クリアバ(ウクライナ)、ジアニス・ズーエフ(ベラルーシ)は順当に駒を進めた。
優勝候補同士の対戦だったハミシャ・モーチェ(モロッコ)vsマラット・グレゴリアン(ベルギー)は、モーチェが長身を生かしてパンチや蹴りを当てるが、それをものともせずグレゴリアンがプレッシャーをかけてまずはボディーブローでダウンを奪った。1Rに2回のダウンを奪い、2Rにもボディーへのパンチで3度目もダウンを奪ったグレゴリアンが判定で完勝。
もう一つの優勝候補同士の対戦だったダヴィット・キリア(ジョージア)vs昨年の優勝者スーパーボン・バンチャメーク(タイ)は、スーパーボンが苦戦しながらも1月14日の準決勝・決勝ラウンドに進んだ。
最後に行われたブアカーオ・バンチャメーク(タイ)vsマロウアン・トゥトゥー(オランダ)の試合は、身長差をものともせずブアカーオが圧倒的な強さで2R開始早々に左フックでダウンを取ると、最後も同じく左フックで完全にKOした。
<全試合結果>
▼第17試合 66kg世界トーナメント決勝戦
〇ヤン・ジョー(中国)
判定2-1 ※30-30、29-29、30-29、29-30、30-28
●シンダム・ヨッカオセンチャイジム(タイ)
▼第16試合 スーパーファイト 80kg契約
〇ボ・ファン(中国)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-28
●ラモン・クブラー(ドイツ)
▼第15試合 70kg世界トーナメント準々決勝
〇スーパーボン・バンチャメーク(タイ)
判定4-0 ※29-29、30-29、30-28、30-28、30-29
●ダビット・キリア(ジョージア)
▼第14試合 70kg世界トーナメント準々決勝
〇マラット・グレゴリアン(ベルギー)
判定5-0 ※30-24、30-24、30-24、30-24、30-25
●ハミシャ・モーチェ(モロッコ)
▼第13試合 70kg世界トーナメント・リザーブファイト
〇コン・リンフェン(中国)
判定5-0 ※30-26、30-25、30-25、30-26、30-26
●アピデッ(タイ)
▼第12試合 66kg世界トーナメント準決勝
〇シンダム・ヨッカオセンチャイジム(タイ)
判定4-0 ※29-27、28-27、29-28、28-28、29-27
●パン・ジャユン(中国)
▼第11試合 66kg世界トーナメント準決勝
〇ヤン・ジョー(?茁) (中国)
判定4-0 ※30-29、30-28、30-28、30-28、29-29
●ダヴィッド・メイア (コロンビア)
▼第10試合 70kg世界トーナメント・リザーブファイト
〇ビクター・ナグビ(オーストラリア)
KO 2R 1分20秒
●ウ・シュエソン(中国)
▼第9試合 70kg世界トーナメント準々決勝
〇ジアニス・ズーエフ(ベラルーシ)
判定3-1 ※30-27、30-30、30-28、30-28、29-30
●ヨアン・ドレ(フランス)
▼第8試合 70kg世界トーナメント準々決勝
〇セルゲイ・クリアバ(ウクライナ)
判定4-0 ※30-30、30-29、30-28、30-28、30-27
●ニコラ・チメサ(セルビア)
▼第7試合 66kgトーナメント準々決勝
〇ヤン・ジョー (中国)
判定3-0 ※30-30、30-29、30-30、30-29、30-29
●ウェイ・ニンフイ(中国)
▼第6試合 66kgトーナメント準々決勝
〇イリアス・ブライド(オランダ/モロッコ)
判定5-0 ※29-27、29-27、29-28、29-28、29-28
●ペッタノン・バンチャメーク(タイ)
▼第5試合 66kgトーナメント準々決勝
〇ダヴィッド・メイア (コロンビア)
KO 2R 2分32秒 ※ヒザ蹴り
●スン・ジシャン(中国)
▼第4試合 66kgトーナメント準々決勝
〇シンダム・ヨッカオセンチャイジム(タイ)
TKO 3R 4秒
●タクマシブ・カリモフ (ロシア)
▼第3試合 70kg世界トーナメント・リザーブファイト
〇宮越宗一郎(日本)
判定4-0 ※29-28、30-28、30-29、30-29、29-29
●フア・シュー(中国)
▼第2試合 66kg世界トーナメント・リザーブファイト
〇パン・ジャユン(中国)
KO 1R 3秒
●ウ・カングル(中国)
▼第1試合 66kg世界トーナメント・リザーブファイト
〇バイ・リシュアイ(中国)
判定3-0 ※三者とも30-26
●フ・ジャン(中国)
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