【ZST】21歳の竿本樹生が他団体王者破り新フライ級王者に
ZST実行委員会/ZSTインターナショナル
「ZST.60」
2018年5月12日(土)東京・新宿FACE
▼メインイベント 第10試合 第4代ZSTフライ級王者決定戦 ZSTタイトルマッチルール 5分3R
〇竿本樹生(21=BRAVE GYM)
判定3-0
●加マーク納(29=かまーくのう/総合格闘技道場コブラ会/GLADIATORフライ級王者)
※竿本が第4代王座に就く。
第3代ZSTフライ級王者・伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)が昨年返上した王座を懸け、4連勝中の竿本とGLADIATORフライ級王者・加マーク納が王座決定戦を行った。
竿本はレスリングで高校インターハイ3位、ジュニアオリンピックカップ2位、全国高校グレコローマンスタイル2位などの実績を持つ。MMA戦績は10戦8勝2敗。
対する加マーク納は柔道をバックボーンとし、高校柔道で兵庫県大会優勝という実績を持つ。昨年8月、関西を中心に開催されている格闘技イベント『GLADIATOR』でフライ級王者となり、二冠王を狙ってのZST参戦。
1R、竿本がスーパーマンパンチのフェイントからタックルを決めてテイクダウン。上体を起こした加マークは上から抑え込む竿本にパンチを連打するが、後頭部への打撃が多く注意を受ける。再開後、前進して左右フックを放つ竿本だがヒットを奪えず、加マークの足払いで転倒させられた。
2R開始早々、パンチで飛び込んでのタックルを成功させた竿本。加マークは下から竿本の片腕を固めてコツコツと顔にパンチを入れていく。ガッチリ抑え込む竿本が上をキープし、時折パウンドを繰り出す。加マークはグラウンド状態で蹴り上げを繰り出してしまい、痛い減点1。
3R、打撃で攻める加マークを竿本がタックルでテイクダウン。竿本は両足を刈ってしっかりと加マークを寝かせる。一度は離れたが竿本はすぐにタックルへ。抵抗する加マークをバックドロップ気味にテイクダウン。加マークもすぐに起き上がるが竿本が抑え込んで試合終了。
竿本が判定3-0で勝利を収め、第4代ZSTフライ級王者に輝いた。チャンピオンベルトを巻いた竿本は「応援ありがとうございました。加マーク選手、またいつか機会があれば練習お願いします。僕は3年前に和歌山県から来て、埼玉・東京のBRAVEで内弟子としてやってきて、本当は20歳までにベルトを巻く目標があったんですが、なんとか21で巻けてよかったです」と、1年遅れながら目標を達成したことを喜んだ。
▼セミファイナル 第9試合 ZSTルール フライ級 5分2ラウンド
〇タイガー石井(38=Figniting Nexus/とらの子レスリングクラブ)
一本 2R 4分36秒 ※裸絞め
●佐々木亮太(蒼天塾 あざみ野道場)
他団体である『Fighting Nexus』の石井が参戦し、3月のZST本戦デビューを見事な一本勝ちで飾った佐々木と対戦する。石井はキャリア20年を誇る大ベテラン選手。
1R、ローを蹴る石井に佐々木がタックルを決めてテイクダウン。下になっても石井は関節・絞め技を仕掛けて攻撃の手を休めない。佐々木はこれを外すとバックを奪うが石井は立ち上がる。蹴る石井を再びテイクダウンした佐々木。上下で殴り合って1Rを終えた。
2Rも蹴る石井を佐々木がテイクダウンするが、石井は下からも積極的に仕掛けていく。ブレイクで立ち上がると、石井が左ミドルキックとパンチを当てていく。佐々木がテイクダウンしてバックを奪うが、またも石井が下からの腕十字。さらにバックを奪ってのチョークへつなぎ、試合時間残り24秒で一本勝ち。
スタンドでも寝技で下になっても攻めの姿勢を貫いた石井はマイクを持つと、「自分はNexusって団体から来たので対抗戦という形でやらせてもらいました、が、ZSTの選手、やられて悔しかったらNexusまで来て対抗戦をやりましょう」と、ZST勢を挑発した。
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