【ベラトール】女王バッドの強打炸裂、TKO圧勝で2度目の防衛成功
Bellator MMA
「Bellator 202」
2018年7月13日(金・現地時間)アメリカ・オクラホマ州タッカービル ウィンスター・ワールド・カジノ&リゾート
Photo by Bellator MMA
▼メインイベント 女子フェザー級タイトルマッチ 5分5R
○ジュリア・バッド(35=カナダ/Bellator MMA女子フェザー級王者)
TKO 3R 4分07秒
●タリタ・ノゲイラ(32=ブラジル/挑戦者)
バッドは2010年10月にプロデビューし、キャリア早期からロンダ・ラウジーやアマンダ・ヌネスといった後のUFC王者たちとの試合を経験。昨年3月に大ベテランのマールス・クーネンにTKO勝ちを収め、初代Bellator MMA女子フェザー級王者に輝いた。同年12月には初防衛も成功させて戦績を11勝2敗とし、今大会で2度目の防衛を目指す。
対するノゲイラは2009年11月にプロデビューし、現在までの戦績は7戦全勝。昨年8月のBellator MMAデビュー戦では、キャリアで上回る相手を寝技で圧倒して1Rで一本勝ちを飾っている。
1R、ノゲイラが細かいフェイントをかけながら右の前蹴りやミドルを繰り出し、バッドが軽快なステップを踏みながら右ローを返す。この展開が3分近く続いたところで、バッドはノゲイラの右ミドルをキャッチし、そこから抱え上げて豪快にテイクダウン。バッドが有利なポジションをキープしながらエルボーとパンチを落とした。
2R、バッドがノゲイラをケージに押し込みなら、ボディにヒザ蹴り、顔面にエルボーを見舞っていく。すると、ラウンド終了まで残り1分を切ったところで、バッドに強烈なヒザ蹴りを突き刺されたノゲイラは顔を一瞬しかめてその場にしゃがみ込んでしまう。バッドが追撃のパウンドを連打してくると、ノゲイラは下から懸命に両手両足を絡めて何とか耐え抜いた。
3R、バッドに重たい左ローを効かされてよろめくノゲイラ。バッドはすぐさまワンツーを入れて組みつき、再びノゲイラをケージに押し込みながらヒザ蹴りを突き刺す。この展開を回避しようと自らマットに背をつけたノゲイラに対し、バッドは上からパンチを落とすが、猪木アリ状態が続いたところでレフェリーがブレイクをかける。
スタンドから試合が再開されると、ダメージを隠せないノゲイラは力なく左ジャブを放つが、直後にバッドの右ローを受けて大きく体が傾き、さらに追撃の右ストレートも顔面に強打されてダウン。バッドの鉄槌連打でノゲイラがサンドバッグ状態になったところで、レフェリーが試合を止めた。バッドが盤石の強さを見せて、2度目の王座防衛に成功した。
▼セミファイナル バンタム級 5分3R
○マイケル・マクドナルド(27=アメリカ)
KO 1R 58秒
●エドゥアルド・ダンタス(29=ブラジル)
マクドナルドは2013年2月にUFCバンタム級暫定王座決定戦を経験(ヘナン・バラオンに一本負け)。その後もランカーとして活躍していたが、2016年7月の試合を最後に自らUFCを離脱し、Bellator MMAへの参戦を決めた。昨年1月の『Bellator 191』で迎えた初陣を判定勝ちで飾っている。
対するダンタスはBellator MMAバンタム級王座を2012年4月と2016年6月に2度戴冠。昨年10月の『Bellator 184』でダリオン・コールドウェルに判定負けし、2度目の王座陥落を味わうこととなった。今回は再起戦となる。
試合は早々に決着。1R序盤に間合いの探り合いからマクドナルドが右前蹴りを突き上げ、足がマットに着くのとほぼ同時のタイミングで右ストレート。この高速コンビネーションにまったく反応できずにダウンしたダンタスに対し、マクドナルが怒濤の鉄槌連打を浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。
マクドナルドが前王者を相手に秒殺TKO勝ちし、タイトルマッチへと大きく近づくインパクトを残した。
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