【禅道会】MMAスタイルの空手全日本にロシア軍団大暴れ、3階級を奪取!
第20回全日本RF武道空手道選手権大会
主催:NPO法人日本武道総合格闘技連盟
9月30日(日) 港区スポーツセンター4F第1武道場
様々なフルコンタクト空手団体にロシアンパワーの脅威が迫り来る中、総合空手とも言われる空手道禅道会が主体の全日本大会でも日本の牙城が崩された。
RFとはリアルファイティングの略。顔面にヘッドギアこそ着用するものの、顔面打撃、寝業、パウンド、関節技が認められるMMAスタイルの空手だ。
この大会で最強ロシア軍団が大暴れ。青年男子の部6階級中、3階級を(73kg級、81kg級、無差別級)ロシア人選手が優勝、特に73k級ではRIZINに出場している石岡沙織の夫でもあり、同大会9回の優勝を誇る青木隆明がMMAファイター兼、禅道会ロシア・レズニック道場のズリヴィコ・イエギニに敗退。2年連続でロシア人に敗れる結果となった。
また一本勝ちの嵐で圧倒的強さを見せつけて最優秀選手賞を取ったのは81kg以下級優勝のヴァレンティン・グルズデフ。
レスリングでロシアのフリースタイルチャンピオン、軍隊格闘技ではハバロフスク地区チャンピオン、オールスタイル空手(ロシアでの総合格闘技スタイルの呼称)チャンピオンの肩書きに相応しく打撃からタックル、関節技をその鍛え抜かれたフィジカルとともに会場をどよめかせた。
日本武道総合格闘技連盟理事長で、空手道禅道会主席師範の小沢隆氏は今回の大会について「技術は荒削りではあるものの、ロシア勢の脅威は相変わらずだなと感じるのとともに、ジュニア強化選手制度の影響の中、10代の選手も沢山エントリーしていて3年後、5年後が楽しみだという印象を持ちました」と若手の成長に期待した。
また今回から取り入れた新ルールについては「今回ルールが変わり、5分で技あり以上無かったら自動延長というルールがどうなのかなと疑問を持ったという以外は、活気のある良い大会で、今回新たに中国の選手が出てきたりとRF空手ルール、着衣MMAルールが世界的に普及がこれから起きてくるなと思いました」と試行錯誤しながら最良のルールで世界に普及していきたいと語った。
実行委員長の空手道禅道会東京支部の西川享助氏は
「ロシアだけでなく継続して参戦しているウクライナ、台湾などの選手の活躍も目につき、もう既に全日本大会というより東京国際と呼べる大会になりました。また武門会、蒼天塾、空手維新など他流派の選手のルールへのアジャストぶりも目に付きました。武道性、精神性に重きを置く総合格闘技空手の大会として今後さらに世間一般に知られるよう努力していきます」と語った。
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