【UFC】コーミエが剛腕ルイスをチョーク葬、ヘビー級王座の初防衛果たす
Ultimate Fighting Championship
「UFC 230」
2018年11月3日(土・現地時間)アメリカ・ニューヨーク マディソン・スクエア・ガーデン
Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
▼メインイベント UFC世界ヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○ダニエル・コーミエ(39=アメリカ/UFC世界ライトヘビー級&ヘビー級王者)
一本 2R 2分40秒 ※リアネイキドチョーク
●デリック・ルイス(33=アメリカ/UFC世界ヘビー級2位/挑戦者)
※コーミエがヘビー級王座の初防衛に成功。
コーミエは2015年5月からUFC世界ライトヘビー級王座に君臨。今年7月には一階級上のUFC世界ヘビー級タイトルマッチで、当時の王者スティペ・ミオシッチを初回KOし、UFC史上2人目となる同時二階級制覇を達成した。今回はそのヘビー級王座の初防衛戦となる。UFC戦績は10勝(3KO・TKO)1敗1ノーコンテスト。
挑戦者のルイスはUFCで16戦目にして初のタイトルマッチとなるが、アレキサンダー・ヴォルコフに最終ラウンドで大逆転のKO勝ちを収めた前戦から、中わずか27日という短期間で臨む。UFC戦績は12勝(10KO・TKO)3敗。打たれ強さと、試合を一発で引っくり返す剛腕は階級随一だ。
1R、蹴りで探り合う展開が1分続いたところで、コーミエが左フックを入れてからのタックルを決め、テイクダウンに成功。コーミエが上をキープした状態が続き、ルイスは強烈な鉄槌を落とされて背中を向けてしまう場面もあった。
2R、巻き返したいルイスは、コーミエが近づいて来ると強烈な左右フックの3連打を浴びせる。コーミエは顔面直撃はまぬがれるも、体を左右に揺され、急いで距離を取る。ルイスはさらに二段蹴りと右オーバーハンドを振るったが、反撃はここまで。
コーミエはタックルからがぶりの状態に持ち込み、立ち上がろうとするルイスの足を手ですくい上げるようにテイクダウン。ルイスが体を捻って押さえ込みから脱出しようとしたところで、コーミエはすかさずチョークに捕らえた。これがしっかりと極まり、最後はルイスがタップ(ギブアップの意思表示)した。
コーミエが盤石の試合運びで一本勝ちを収め、ヘビー級王座の初防衛に成功。試合後、二本のベルトを誇らしげに肩に掛けたコーミエは、「史上最高のファイターの一人、ダニエル・コーミエが歴史を作ったぜ」と大喜びし、「凄まじいパワーだった。デリック・ルイス、何て男だ」と、対戦相手を称えた。
さらに「ブロック・レスナー! WWEのベルトも持って来いよ。WWEチャンピオンの気分も味わいたいからな。いくぜ!」と、元UFCヘビー級王者にしてプロレス界のスーパースターであるブロック・レスナー(41=アメリカ)との試合をアピールした。
▶︎次ページ:ジャカレvsワイドマンは壮絶な殴り合いに
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