【ONE】修斗王者・猿田洋祐が堂々の白星デビュー
ONE Championship
「ONE: DESTINY OF CHAMPIONS」
2018年12月7日(金・現地時間)マレーシア・クアラルンプール アシアタ・アリーナ
Photo by ONE
▼MMA ストロー級(-56.7キロ) 5分3R
○猿田洋祐(31=和術慧舟會HEARTS/修斗世界ストロー級王者)
判定3-0
●アレックス・シウバ(36=ブラジル/元ONE世界ストロー級王者)
猿田は昨年10月に修斗世界ストロー級王座を獲得。キャリア10年目、3度目の挑戦で悲願を果たした。今年5月の初防衛戦にも勝利し、1試合の引き分けを挟んで7連勝をマークするなど絶好調であったが、7月に階級を上げて臨んだ田丸匠とのフライ級ワンマッチでTKO負け。今回は大会約2週間に急遽オファーを受け、初参戦のONEで再起戦に臨む。
対戦相手のシウバは寝技を得意とする元ONE世界ストロー級王者の強豪。5月のONE世界ストロー級タイトルマッチで、元修斗世界フライ級王者のび太に判定負けし、リベンジを許すかたちで王座から陥落した。こちらも今回の試合が再起戦だ。
1R、猿田がシウバの組みつきを幸先良く捌き、続く打撃戦では右ボディ、右オーバーハンド、左右ローをヒットさせる。再び組みの攻防になると、今度はシウバを鮮やかに投げ飛ばす猿田。下から両足を使って引っくり返そうとするシウバに対し、猿田は押さえ込みながらの鉄槌とヒザ蹴りで優勢を印象づけた。
2R、序盤にローブローを受けた猿田だが、試合再開後も軽快なステップから右フックや右オーバーハンドを振るう。シウバはしぶとくタックルで組みつくが、腰が強い猿田を崩せない。猿田は組み際にヒザ蹴りをヒットさせ、さらにがぶりの体勢に持ち込んでのヒザ蹴り連打もシウバの顔面に入れる。
3R、シウバが巻き返さんと左右フックで前に出れば、猿田は間合いを取りながらの右ミドルやカウンターの右フックで応戦。シウバが前がかりになったところで、猿田の矢のようなタックルが決まる。
終盤にはシウバの立ち上がり際に猿田の鉄槌とヒザ蹴りもヒット。猿田がだめ押しのタックルでテイクダウンを奪い、シウバの腕十字をディフェンスしたところで試合終了となった。
勝敗の行方は判定に持ち込まれ、ジャッジ全員が猿田を支持。猿田が元王者シウバを下し、堂々のONE白星デビューを飾った。
▼MMA ミドル級(-93.0キロ) 5分3R
○ヴィタリー・ビグダッシュ(34=ロシア/元ONE世界ミドル級王者)
一本 1R 4分25秒 ※リバース・トライアングル・アームバー
●新村優貴(36=TEAM CLIMB/パンクラス・ミドル級王者)
新村は旧K-1に参戦したこともある元キックボクサー。昨年11月のパンクラス・ミドル級タイトルマッチでは、ロッキー川村にリベンジを果たすかたちでTKO勝ちを収め、新王者に輝いた。今年8月のノンタイトル戦にも勝利し、好調を維持しながら今回のONEデビュー戦に臨む。
その相手となるビグダッシュは元ONE世界ミドル級王者の強豪。昨年7月に迎えた2度目の防衛戦で、アウンラ・エヌサンにリベンジを許して王座から陥落し、今年5月の再起戦でも黒星。今大会で連敗脱出を目指す。
1R、いきなり間合いを詰めて右ローを蹴った新村に対し、ビグダッシュが冷静にタックルを合わせてテイクダウン。ビグダッシュは新村を押さえ込みながらパンチで削り、背後に回り込んでのチョークから後ろ三角絞めを仕掛ける。
エルボーも落とされ顔面が鮮血に染まった新村は、ビグダッシュに腕も伸ばされたところでタップ。ビグダッシュが初参戦の新村から一本勝ちを収め、連敗脱出を果たした。
▶︎次ページ:V.V Meiが再起戦で圧勝
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