【Invicta FC】フレイがグルサンダーを接戦の末に返り討ち、初防衛果たす
Invicta Fighting Championships
「Invicta FC 33」
2018年12月15日(土・現地時間)アメリカ・ミズーリ州カンザスシティ スコティッシュ・ライト・テンプル
Photo by Dave Mandel, Invicta FC
▼メインイベント Invicta FC世界アトム級タイトルマッチ 5分5R
○ジン・ユ・フレイ(33=アメリカ/王者)
判定2-1 ※48-47、47-48、48-47
●ミナ・グルサンダー(29=フィンランド/挑戦者)
※フレイが初防衛に成功。
両者は今年7月、浜崎朱加が返上したInvicta FC世界アトム級王座をかけて激突。試合は最終5Rまでもつれ込み、フレイが判定勝ちで王座獲得を果たした。今回は中5カ月でのダイレクトリマッチとなる。
フレイは2016年9月にも同団体の世界アトム級タイトルマッチを戦っているが、この時は浜崎にTKO負け。それから約2年の時を経て、2度目の挑戦で悲願の王座をつかんでいる。戦績は7勝3敗。
対するグルサンダーは昨年2月のパンクラスで、朱里に判定負けしてプロ初黒星。その後4連勝で臨んだInvicta FC世界アトム級王座決定戦であったが、フレイの牙城を崩すことができなかった。戦績は6勝2敗。今回は短期間でのリベンジマッチだ。
1R、牽制の打撃で様子を見合う展開から2分半が経過。右構えのグルサンダーがパンチのコンビネーションで最初に仕掛け、左構えのフレイは片手クリンチから左フックの連打を返す。いったん離れると、今度は左インローを蹴ったフレイに対し、グルサンダーの右ストレートがカウンターでヒット。ダウン気味に倒れたフレイはすぐに立ち上がるが、グルサンダーはパンチとエルボーのラッシュから組みついて、テイクダウンを決めた。
2R、グルサンダーがパンチのコンビネーションで仕掛ければ、フレイはタックルから組みの攻防に持ち込む。グルサンダーはケージに押し込みながらのヒザ蹴り連打。フレイも左エルボーを返すが、手数はグルサンダーの方が多い。
3R、パンチの交錯からフレイが再び片手クリンチに持ち込んで、左フックと左ボディを連打。グルサンダーはヒザ蹴りを返そうとするが、胴に組みつかれてテイクダウンを許してしまう。すぐに立ち上がったグルサンダーに対し、フレイは一気にパンチをまとめる。しかし、フレイが前がかりになったところで、今度はグルサンダーがタックルでテイクダウン。フレイは終盤に背中を許す場面もあった。
4R、グルサンダーは前に出て圧力をかけ続けるが、フレイの鋭い左ストレートと左フックをたびたび被弾して鼻から出血。フレイは左に回り込んでグルサンダーの前進をかわし、タックルでテイクダウンも決めるなど、試合を優勢に進める。
5R、グルサンダーは前に出ながらのパンチで仕掛け続けるが、フレイのフットワークの前になかなか有効打を入れることができない。今度はタックルからのテイクダウンを狙うグルサンダー。フレイはケージを背負ってディフェンスし、スペースができるとすかさず左フックと左エルボーを打ち込む。グルサンダーは前に出続けるものの、決定機を作ることはできなかった。
接戦の行方は判定に持ち込まれ、スプリットでフレイに軍配。フレイがグルサンダーを返り討ちにし、初防衛を果たした。
▶︎次ページ:UFC帰りの実力者が初参戦
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