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【ボクシング】井岡一翔が僅差の判定で敗れる、ニエテスが4階級制覇

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2018/12/31(月)UP

互角の戦いだったが、勝利の女神はニエテス(左)に輝いた

 12月31日(月)、WBO世界スーパーフライ級王座決定戦で、同級1位ドニー・ニエテス(36=フィリピン)が同級3位の井岡一翔(29)を僅差の判定2-1で下し、ニエテスが4階級制覇王者となった。

 これまでより体が大きくなりパワーアップした井岡の攻撃も光ったが、14年負けなしのベテラン、ニエテスのうまさがも目立った。
井岡は1Rガードからしっかりガードを固め、圧力をかけジャブで前に出ながらボディを入れる。するとニエテスもしっかり井岡の顔へ返して行く。
2R、3Rと井岡がロープまで追い込むシーンもあったが、ニエテスも強烈なパンチを連打で返し井岡は被弾する。しかし両者ともガードが固く決定打をもらうことがない。井岡の得意のボディブローが中盤ラウンドにもヒットするが連打を許さずニエテスは動きでかわす。

井岡は積極的に自分から攻めて行くが相手のデフィエンス力もうまかった

 お互い差がない内容で、後半ラウンドの8Rには井岡が積極的に前に出て手数を出すが、するとニエテスは下がりながらもカウンターでしっかり反撃するニエテス。ニエテスは様子を見ながら突然前に出て仕掛けてくるなど、ガードの固い両者だが、当てられたら技術を駆使してガードを破って当て返すといったシーソーゲーム。

 最終の12Rはお互い打ち合いに出るが、お互いジャブは当てたがニエテスのショートアッパーのヒットがやや見栄えは良いか。

 僅差の判定2-1でニエテスが世界で19人目の4階級制覇王者となった。

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