【アクセル】S-cup準優勝UMAがTKO勝ちで王座奪取
アクセル・プロモーション
「ACCEL 42」
2018年12月30日(土)大阪・弁天町世界館
▼第10試合 Gルール3分3R ライト級タイトルマッチ
○UMA(K&Kボクシングクラブ/挑戦者)
TKO 2R 2分36秒 ※レフェリーストップ
●長井良太(猛者連愛媛/王者)
※UMAが第8代王座に就く。
メインイベントではACCELライト級タイトルマッチとして、王者・長井が挑戦者にUMAを迎えて初防衛戦を行った。
長井は関西を中心にメキメキ力を付けており、MA日本キックボクシング連盟のランカーでもある。2017年12月に大原裕也を1R2分59秒、右フックでKOして王座を奪取。アクセルでの2試合は全てKOと現在連勝中で勢いに乗っている。
挑戦者のUMAはレベルスで活躍し、元REBELS 65kg級王者。昨年11月18日の『SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURNAMENT 2018』では、1回戦でルンピニースタジアム認定スーパーライト級6位ランボー・ペットポートオー(タイ)を破る番狂わせを起こし、準決勝で鈴木真治に敗れるも鈴木の棄権で決勝戦へ進出。決勝では海人にTKO負けを喫したが、S-cup準優勝を果たしたばかり。
1R、ゴングと同時に長井が豪快なパンチを振り回す。この大振りをUMAがかわし、つま先を長井のボディーに刺す前蹴りで距離を取ろうと試みるも、長井の前に出る勢いとスピードに阻まれ後退する。相手の勢いに冷静さを欠いたUMAだが、打ち続ける長井のパンチを間一髪でズラしてクリーンヒットは与えない。それでも狂犬の如く長井は前に突っ込んでパンチのコンビネーションからヒザをヒットさせ、カウンターを狙いたいUMAをコーナーに追い詰めてガードの上からも殴り続ける。
UMAの表情が焦りに変わり、このままではスタンディングダウンともなり得る劣勢だが、UMAはジャブ、前蹴り、横蹴りを当ててダウンは許さず、ラウンド終盤には長井のボディへミドルとローを当てて追い上げる。
2R、長井はやや大人しい出方に変えパンチから仕掛けて行くも、今度はUMAの手数が増え、序盤から長井がパンチをもらう、打ち合いからの当て勘やパンチの見切り、戦歴の違いが如実にに出て来たのか、UMAのパンチが着実に当たって行く。
劣勢になった長井は後退しながらもバックハンドや後ろ回し蹴りで抵抗を試みるが、UMAの勢いは上がって行く。さらにローも着実に当て長井がバランスを崩したところに左右のフック、長井がダウン。ピンチの長井は防戦一方でUMAのパンチを浴び、苦し紛れにも反撃する度に空いたガードにパンチが入りまたしても崩れ2度目のダウン。
UMAはパンチラッシュの嵐。もう後のない長井は王者の意地を見せ果敢に打ち返すがUMAの手数を浴びレフェリーがストップ。TKOで新王者が誕生した。
▼第9試合 Gルール 3分3R 59kg契約 ※小巻のバンタム級暫定王者選考試合
○大原和也(大原道場)
判定3-0
●小巻海斗(GODジム)
アクセル常連の大原兄弟の弟・和也と、先月のアクセルで関西の強豪・拳剛を鮮やかにKOしたバンタム級新エース候補の小巻が激突。この試合は特別ルールとして、2階級上の大原(フェザー級2位)と戦って小巻が勝った場合、その功績から現在試合を1年間行っていないバンタム級王者・高橋直輝に代わって暫定王者と制定されるものであった。
1R先に仕掛けたのは小巻。パンチのフェイントから奥足のローをタイミングよく蹴ると早くも大原が効いた様子。しかし前蹴りと左ミドルで間合いを取るのが上手い大原は、小巻のパンチを手前でほぼ殺して行く。仕掛ける小巻にカウンターを返す大原。再三小巻のローがヒットするも大原が後半に飛びヒザ蹴りをヒットさせ終了。展開は五分か。
2R、ようやくエンジンがかかり強烈なミドルを放つ大原。小巻は右ローをお返しで放つ。身長差のある両者ゆえ大原がヒザを上げると小巻もコツコツ貰ってしまい、大原の上手さが目立って来た。大原がやや有利に。
3R開始早々、両者の打ち合いは激しさを増すが、右ローを蹴り続ける小巻に大原がミドルで応戦。パンチも放つ小巻だが、大原はうまくかわす。大原のジャブが小巻の顔を赤く染めて行き、最後まで手数が伸びなかった小巻。共に決定打なく終了のゴング。ドローかとも思われたが、的確にパンチをヒットさせた大原がフルマークで勝利した。
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