【DEEP】元谷友貴との大接戦を制しビクター・ヘンリーが新王者に
DEEP事務局
「DEEP 88 IMPACT」
2019年3月9日(土)東京・後楽園ホール
▼第11試合 DEEPバンタム級タイトルマッチ 5分3R
●元谷友貴(フリー/王者)
判定2-3 ※28-28(元谷)、28-29、28-28(元谷)、28-28(ヘンリー)、28-29
〇ビクター・ヘンリー(アメリカ/UWF USA/挑戦者)
※カッコ内はマスト判定(必ずどちらかに優劣を付ける)。ヘンリーが第8代王座に就く。元谷は初防衛に失敗。
1R、ヘンリーはパンチとキックを織り交ぜて前へ。元谷は右ローを蹴っていくが、ヘンリーは左ミドルと前蹴りで元谷のボディを攻めていく。後半、元谷はジャブを突いてヘンリーをけん制。ラウンド終了前、ヘンリーがテイクダウンを奪って優勢に初回を終えた。
2R、ヘンリーのヒザ蹴りがカウンターで元谷のボディに突き刺さる。元谷はすぐに組み付きに行った。
元谷が右フックを空振りして前のめりになったところで、ヘンリーが右の蹴り上げで元谷をダウンさせる。すかさずパウンドに行くビクターだったが、元谷は防御してフロントチョークを取りに行く。
これで火が付いた元谷はパンチとヒザ蹴りで逆襲。ヘンリーが組み付いて投げると、元谷は起き上がってのタックル。それをヘンリーがチョークに返すが元谷は起き上がって上になるなど目まぐるしい攻防が繰り広げられた。
3R、元谷が左フックと組んでのヒザ蹴り。テイクダウンを狙って来るヘンリーに元谷が上になり、バックと上の取り合いとなる。最終的に元谷が上になり、パウンドを入れながらマウントに。ヘンリーは防御するが、元谷のパウンドとヒジ打ちの猛攻。チョークも仕掛けたがこれは極まらず、最後は元谷がパウンドでラッシュを仕掛けて試合を終えた。
判定(タイトルマッチはジャッジ5名)は29-28でヘンリー勝利が2名、そして28-28が3名いたが、マスト判定(必ずどちらかに優劣を付ける)で2名が元谷で1名がヘンリー。3-2の大接戦でヘンリーが王座奪取に成功した。
ベルトを巻いてマイクを持ったヘンリーは「ありがとう、ジャパン。この後、六本木のアフターパーティーでクレイジーになりたいと思います。紙一重でした。DEEPでチャンピオンになることが出来たので、RIZINやUFCへ向かって戦い続けたい」と、さらに大きな舞台を目指すとアピールした。
▼第10試合 DEEPストロー級タイトルマッチ 5分3R
〇越智晴雄(パラエストラ愛媛/王者)
判定5-0 ※29-28、29-28、30-27、29-28、29-28
●川原波輝(総合格闘技スタジオSTYLE/挑戦者)
※越智が2度目の防衛に成功。
1R、越智がパンチを出しながら前へ出てプレッシャーをかけていき、川原もパンチを繰り出す。川原は蹴りも使い、越智はテイクダウン仕掛ける。川原の右のパンチをもらった越智だが、すぐにタックルしてテイクダウン。川原は立つとパンチと蹴りで攻めていく。
2R、パンチで前へ出てくる越智に川原は左ミドルで対抗。越智はローも蹴って左フックをクリーンヒットさせるとタックルでテイクダウンを奪う。
川原がケージを背に座った状態になるとフロントチョークを仕掛け、川原が立つとすぐにバックを奪う。
離れてもパンチの攻防から越智が弾丸タックルを決めてテイクダウン。川原が立ってもすぐに寝かせるなど、越智が攻めまくる。
3Rが始まってすぐ、川原が全力の右ストレートを繰り出すとこれを読んでいたかのように越智がタックルを合わせてテイクダウンを奪う。寝技では肩固めを狙い、川原が立ち上がってパンチを狙ってもすぐにタックル。
攻めまくる越智が圧倒的優勢のまま試合を終えるかに思われたが、川原の右ストレートがついにヒットし、越智がダウンする。まさかの逆転劇に大きく沸く場内。一気にパンチでラッシュを仕掛ける川原に越智は大ピンチに陥ったが、タックルでこのピンチをしのいだ。
さらに越智は組み付くと得意のリフトアップで川原を持ち上げて落とし、テイクダウン。バックを奪ってチョークを狙い続けた。
勝敗は判定にもつれ込み、判定5-0で越智が勝利。激闘を制して2度目の防衛に成功した越智は「今年はDEEPの看板を背負って世界と戦っていこうと思います」と、戦前語っていた通りストロー級世界最強を証明する年にしたいと言い、「私事ですが春過ぎに子供が生まれる予定なので勝ち続けたいと思います」と強い父になりたいと話した。
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